
動かない鳥として知られる、ハシビロコウ。生息地の湿地(しっち)が農地などに変(か)わったり、人間が外から持ちこんだ魚にエサをうばわれたりして、数が減(へ)っているよ。


全長:120cm
(出典(しゅってん):新世界絶滅危機(ぜつめつきき)動物図鑑(ずかん)(図書館版(ばん)) 学研)

アフリカの湿地(しっち)にすんでいるよ。
マンバというハイギョの一種(いっしゅ)が大好物(こうぶつ)なんだ。子どものワニや鳥のヒナを食べることもあるよ。
ハシビロコウは、とにかく動かない。湿地(しっち)で魚が近づくのをじっと待っているんだ。魚が見えたら体ごと水面にたおれるようにして、くちばしでつかまえるんだよ。
生息地が減(へ)っている!
動かない鳥として知られる、ハシビロコウ。好物(こうぶつ)の魚が近づくのをじっと待ち、数時間ものあいだピクリともしないことも。姿(すがた)もユニークで、巨大(きょだい)な頭とくちばしは、一度見たら忘(わす)れられないほどのインパクトだ。そんなハシビロコウも、今では絶滅(ぜつめつ)のピンチ。農地などの拡大(かくだい)によって、生息地の湿地(しっち)が減(へ)っているのだ。

いなかったはずのライバル?!
本当ならハシビロコウの生息地にはいないはずの魚も問題になっている。食用として売るために人間が放流した魚が、ハシビロコウのエサとなるマンバという魚を大量(たいりょう)に食べてしまうのだ。農業も漁業(ぎょぎょう)も人間が生きるための大切な営(いとな)みだけど、それが原因(げんいん)で減(へ)っていく野生動物たちを見過(みす)ごすわけにはいかない。ともに生きる道を見つけなくてはいけないのだ。