
モーリシャスチョウゲンボウは、モーリシャス島だけにすむハヤブサの仲間(なかま)だよ。森林破壊(はかい)や人間が島の外から連(つ)れてきた動物が原因(げんいん)で、一時、野生にはたったの4羽しかいなくなってしまったんだ。


全長:20-26cm
体重:オス178g、メス231g
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

インド洋にうかぶモーリシャス島だけにすんでいるよ。
肉食で、主にトカゲを食べるんだ。小鳥やトンボ、ネズミなどをつかまえることもあるよ。
木の上から獲物(えもの)をねらうハンターで、トンボを空中でとらえることもあるんだって。
一度はほぼ絶滅(ぜつめつ)した?!
1974年に、地球上に存在(そんざい)していたモーリシャスチョウゲンボウは、なんとたったの6羽(うち野生には4羽)。絶滅寸前(ぜつめつすんぜん)まで減(へ)ったのは、森林破壊(はかい)や農薬による環境汚染(かんきょうおせん)、そして外来種(がいらいしゅ)のカニクイザルやネコなどにおそわれてしまったことが原因(げんいん)だ。外来種(がいらいしゅ)とは本来その土地にいないはずの動物や植物のこと。カニクイザルやネコも、もともとは人間がモーリシャス島に連(つ)れて行ったのだ。

保護(ほご)活動が実を結(むす)んだ!
実は現在(げんざい)、野生には800羽以上(いじょう)のモーリシャスチョウゲンボウがいる。人工繁殖(はんしょく)で数を増(ふ)やし、野生にもどす取り組み。さらには、外来種(がいらいしゅ)の駆除(くじょ)や、生息地にエサや人工の巣(す)を与(あた)えるといった懸命(けんめい)な保護(ほご)活動が実を結(むす)んだのだ。もちろんまだ安心はできないけれど、最悪(さいあく)のピンチを脱(だっ)した一つの成功例(せいこうれい)として、動物を愛(あい)する多くの人たちに希望(きぼう)を与(あた)えているのだ。