

全長:オス100cm / メス80cm
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

ヨーロッパからアジアまで幅広(はばひろ)く生息しているんだ。主に草原にすんでいるよ。生息地によって、わたり鳥として冬に南へ移動(いどう)するノガンと、同じ場所で一年をすごすノガンがいるんだ。
バッタなどの昆虫(こんちゅう)も、木の葉や花といった植物も食べる雑食性(ざっしょくせい)の鳥だよ。
オスがメスに自分をアピールするためのディスプレイと呼(よ)ばれる行為(こうい)で有名なんだ。扇(おうぎ)のように尾(お)を広げ、のどをふくらませるディスプレイは、普段(ふだん)とは別(べつ)の鳥に見えるほどユニークだよ。
ハンティングの標的(ひょうてき)にされてしまった・・・
ノガンは広々とした草原で昆虫(こんちゅう)や植物を食べる鳥だ。人間が森林を切り開いて作った農地は、ノガンにとって草原に近い環境(かんきょう)。農地を上手に利用(りよう)することで、生息地を広げたと考えられている。そんなノガンも絶滅(ぜつめつ)が心配される鳥になってしまった。原因(げんいん)のひとつに挙(あ)げられるのが、人間による狩猟(しゅりょう)。体の大きなノガンは、昔からハンティングの標的(ひょうてき)にされてきたのだ。しかし今、ハンティング以上(いじょう)にノガンを困(こま)らせている問題がある。それは、農業の発展(はってん)だ。

現代(げんだい)の農業がノガンを苦しめている?!
柵(さく)に囲(かこ)まれ、農薬で昆虫(こんちゅう)や雑草(ざっそう)が駆除(くじょ)された現代(げんだい)の農地では、ノガンがかつてのようにエサを食べることはできない。さらにもともとの生息地である草原も次々と現代的(げんだいてき)な農地になったことで、数が一気に減(へ)ってしまったのだ。苦しい状況(じょうきょう)に追いこまれたノガンだけれど、うれしいニュースもある。ノガンと共存(きょうぞん)できる農業を見つけようと、ヨーロッパで国をこえた取り組みがスタートしたのだ。