
くっきりと色分けされた、めずらしい模様(もよう)の鳥、コキンチョウ。ペット用につかまり、さらには野焼(のや)きでエサとすみかを失(うしな)って、絶滅(ぜつめつ)のピンチなんだ。


全長:12.5-14cm
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

オーストラリアの北部の草原や低(ひく)い木が集まった林にいるよ。
植物の種(たね)が好物(こうぶつ)なんだよ。雨期には昆虫(こんちゅう)を食べることもあるんだ。
顔の色が黒、赤、黄の3種類(しゅるい)のコキンチョウがいるよ。一番多いのは黒い顔をしたコキンチョウなんだ。
かつてはペット用にたくさんつかまった
カラフルな鳥は多いけれど、コキンチョウのようにくっきりと色分けされた模様(もよう)はめずらしい。パッチワークで作られた、ぬいぐるみの鳥のようだ。美しい姿(すがた)が人気を呼(よ)び、かつては、たくさんの野生のコキンチョウがペット用につかまっ
ていた。その後、捕獲(ほかく)は禁止(きんし)になったけれど、今では別(べつ)の問題がコキンチョウを苦しめている。生息地の環境(かんきょう)がすっかり変(か)わってしまったのだ。

野焼(のや)きでエサとすみかを失(うしな)ってしまった・・・
コキンチョウの生息地では、野焼(のや)きが盛(さか)んに行われている。家畜(かちく)用の草を育てるために、人間が草原や林に火を放つのだ。野焼(のや)きによって、コキンチョウが食べる植物の種(たね)や、巣作(すづく)りに必要(ひつよう)な木まで燃(も)えてしまう。つまり、エサとすみかを同時に失(うしな)ってしまうのだ。保護(ほご)活動も行われているけれど、コキンチョウの数はいまだに減(へ)り続(つづ)けている。