
シマフクロウは、フクロウの仲間(なかま)のなかで、もっとも大きくて、もっとも絶滅(ぜつめつ)が心配される種類(しゅるい)の一つなんだよ。森が少なくなったり、エサの魚がとれなくなって、とても困(こま)っているんだ。


全長:71cm
広げた翼(つばさ):190cm
体重:3.4-4.1kg
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ)

ロシアや中国、朝鮮(ちょうせん)半島、日本の北海道など、アジア東北部にいるよ。
サケなどの魚が大好物(だいこうぶつ)なんだって。ネズミやウサギ、カモをつかまえることもあるよ。
シマフクロウの巣立(すだ)ちは、生まれてからおよそ2カ月後。でも、その後1年以上(いじょう)も親がそばで面倒(めんどう)を見るんだって。
もっとも大きく、もっとも絶滅(ぜつめつ)が心配されるフクロウ
フクロウたちは、物思いにふけっているような表情(ひょうじょう)から、森の哲学者(てつがくしゃ)とも呼(よ)ばれている。シマフクロウは、そんなフクロウの仲間(なかま)のなかで、もっとも大きく、そしてもっとも絶滅(ぜつめつ)が心配される種類(しゅるい)の一つだ。シマフクロウが減(へ)ってしまった主な原因(げんいん)は、木の伐採(ばっさい)によって森が少なくなってしまったこと。そして、ダムや漁業(ぎょぎょう)によってエサの魚がとれなくなってしまったことだ。

人間のさまざまな活動に苦しめられている・・・
ほかにも、ハンターにねらわれたり、イタチ用のワナにかかったり、最近(さいきん)では、電線や車による事故(じこ)が増(ふ)えている。つまり、実にさまざまな人間の活動がシマフクロウを苦しめているのだ。数十のつがいがいると言われる北海道では、エサや巣箱(すばこ)をあたえる保護(ほご)活動が続(つづ)けられている。しかし、安心して暮(く)らせる自然環境(しぜんかんきょう)がないため、数はなかなか回復(かいふく)していないのだ。