
ペットとして、とても人気のあるカンムリシロムク。たくさんつかまったことで、一時は野生に6羽しかいなくなってしまったんだ。今は少しずつ数が増(ふ)えているんだよ。


全長:25cm
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

インドネシアのバリ島だけにすんでいるんだ。
毛虫やアリなどの昆虫(こんちゅう)のほか、果実(かじつ)を食べることもあるよ。
カンムリシロムクは木の穴(あな)に巣(す)を作るよ。キツツキの古い巣(す)を使うこともあるんだ。
美しさが、不幸(ふこう)を招(まね)いてしまった・・・
真っ白な羽に、鮮(あざ)やかな青い顔。カンムリシロムクは、まるで人目を引くためにデザインされたような、とても美しい鳥だ。しかしこの美しさが不幸(ふこう)を招(まね)く。ペットとして売るために、次々とつかまってしまったのだ。インドネシアのバリ島だけにすむカンムリシロムクは、もともと数が少ない。ペット目的(もくてき)の狩猟(しゅりょう)に加(くわ)えて、森も少なくなったことで、カンムリシロムクは、たちまち絶滅(ぜつめつ)のピンチにおちいってしまった。

野生にかえす取り組みが始まった!
飼育(しいく)で増(ふ)やしたカンムリシロムクを野生にかえす活動がスタートしたものの、とうとう2001年には6羽にまで減(へ)ってしまった。現在(げんざい)では数十羽まで回復(かいふく)したが、動物園などでおよそ1000羽が暮(く)らしていることを考えると、この数はあまりに少ない。一度野生からはなれてしまった生き物をもとにもどすのは、とても難(むずか)しいことなのだ。