
ウミガメとスッポンを足したような姿(すがた)のスッポンモドキ。めずらしい外見が人気を呼(よ)び、ペット用にたくさんつかまってしまったんだ。さらに食用にされたり、環境(かんきょう)が悪化したことで、数が減(へ)っているんだよ。


甲羅(こうら):最大(さいだい)70cm以上(いじょう)
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

オーストラリア北部やニューギニア島の川にいるよ。
川岸の葉や果実(かじつ)、水草、水中の小さな生き物も食べるよ。
スッポンモドキの別名(べつめい)はブタバナガメ。その名のとおり、前に大きく突(つ)き出た、ブタのような鼻をしているんだよ。
めずらしい外見が人気を呼(よ)び、ペット用につかまった・・・
スッポンモドキは、オーストラリアやニューギニア島の川にすむカメだ。皮のような甲羅(こうら)はスッポンに似(に)ているけれど、産卵(さんらん)のとき以外(いがい)はずっと水中にいるため、手足はウミガメのようなオール状(じょう)。このめずらしい外見が人気を呼(よ)び、特(とく)に日本にはたくさんのスッポンモドキがペット用に輸出(ゆしゅつ)された。しかし家庭(かてい)で飼(か)うのは難(むずか)しいカメで、多くは短期間で死んでしまったと言われている。さらに、現地(げんち)では伝統的(でんとうてき)に食料とされてきたこともあり、食用としても大量(たいりょう)につかまり、数が減(へ)っているのだ。

安心して暮(く)らせる川がなくなっている!
また、環境(かんきょう)の悪化もスッポンモドキたちを悩(なや)ませている。人間が連(つ)れてきた水牛の水浴(あ)びによって、産卵(さんらん)に必要(ひつよう)な川岸がこわされてしまったり、近くに工場や鉱山(こうざん)ができたことで、川の水がよごれたり、水面が低(ひく)くなってしまった。今、スッポンモドキたちが安心して暮(く)らせる自然(しぜん)が急速に失(うしな)われつつあるのだ。