
毛皮をねらわれ、昔はたくさんのキタオットセイがつかまっていたよ。その後、狩猟(しゅりょう)は禁止(きんし)になったけれど、今では別(べつ)の原因(げんいん)で絶滅(ぜつめつ)しそうなんだ。


全長:オス250cm / メス130cm
体重:オス280kg / メス65kg
(出典(しゅってん):新世界絶滅危機(ぜつめつきき)動物図鑑(ずかん)(図書館版(ばん)) 学研)

北太平洋の海で暮(く)らしているよ。子供をつくったり、出産(しゅっさん)をする夏の時期だけ、コマンダー諸島(しょとう)、プリビロフ諸島(しょとう)などの陸地(りくち)にやってくるんだ。
サケ、マス、タラ、サンマなど、いろいろな種類(しゅるい)の魚を食べるよ。イカも好物(こうぶつ)なんだ。
オスの体重はメスのおよそ4倍もあるんだ。哺乳類(ほにゅうるい)では、オスとメスの大きさにもっとも差(さ)がある動物なんだよ。
毛皮をねらわれ、昔はたくさんつかまっていた
キタオットセイの上質(じょうしつ)な毛皮は、昔から高値(たかね)で取引されていた。19世紀(せいき)後半には、狩猟(しょりょう)の場が陸上(りくじょう)から洋上へと広がり、キタオットセイは激減(げきげん)してしまう。これに危機感(ききかん)を持った国々が話し合い、まず、つかまえる数を制限(せいげん)する決まりが作られた。さらに1911年に洋上での狩猟(しゅりょう)が禁止(きんし)になると、数は順調(じゅんちょう)に回復(かいふく)していった。

狩猟(しゅりょう)が禁止(きんし)になったのに、なぜか減(へ)っている・・・
1985年には、陸(りく)もふくめて狩猟(しゅりょう)は全面禁止(きんし)になった。ところがその後、またしても数が減(へ)ってしまう。原因(げんいん)として疑(うたが)われているのは、人間が魚をとり過(す)ぎて、キタオットセイのエサがなくなっていること。魚のとり過(す)ぎは、さまざまな生き物への影響(えいきょう)が心配されている。いろいろな国が力を合わせて取り組むべき重大な問題なのだ。