
食用としてつかまったことで、数が減(へ)ってしまったジュゴン。今はつかまえてはいけないルールになったけど、ボートや網(あみ)による事故(じこ)で大ピンチなんだ。


全長:3m
体重:450kg
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

インド洋や西太平洋の暖(あたた)かくて浅(あさ)い海にいるよ。
アマモなどの海草を食べる草食動物なんだよ。
ずんぐりとした姿(すがた)をしているけれど、ジュゴンは人魚のモデルになった動物だと言われているんだよ。
海にすむ牛?
ジュゴンは姿(すがた)がよく似(に)たマナティとともに、「カイギュウ目」という仲間に分類(ぶんるい)されている。カイギュウとは“海の牛”という意味だ。大きな体でゆっくりと動き、海草を食べるその暮(く)らしぶりは、確(たし)かに牛によく似(に)ている。そのせいか、肉の味も仔牛(こうし)に似(に)ていると言われていて、昔から多くのジュゴンが食用としてつかまえられてきたのだ。

事故(じこ)でたくさんのジュゴンが命を落としている
絶滅(ぜつめつ)が心配されるようになり、ジュゴンをつかまえることはほぼ禁止(きんし)されたが、今度は事故(じこ)が目立つようになった。ボートのスクリューで傷(きず)つけられたり、漁業(ぎょぎょう)の網(あみ)にかかっておぼれてしまうのだ。全世界のおよそ10分の1のジュゴンは、オーストラリアのシャーク湾(わん)という、世界遺産(いさん)の保護区(ほごく)の海で暮(く)らしている。人間による海での活動が増(ふ)えた今、シャーク湾(わん)のような保護(ほご)された海でしか、ジュゴンは平和に暮(く)らせないのかもしれない。