
家畜(かちく)として活躍(かつやく)するフタコブラクダは、世界でおよそ200万頭もいるんだよ。でも、野生のフタコブラクダは、その家畜(かちく)たちにエサをうばわれ、今では絶滅寸前(ぜつめつすんぜん)なんだ。


全長:330cm
尾長(びちょう):55cm
体重:550kg
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

今では中国とモンゴルにまたがるゴビ砂漠(さばく)にしかいないんだ。
植物、しかもほかの動物が食べないようなトゲのある、かわいた草も食べるんだ。
水やエサがないときは、背中(せなか)のコブにたくわえた脂肪(しぼう)をエネルギーにするんだよ。脂肪(しぼう)を使うと、コブはだらりと垂(た)れてしまうんだ。
家畜(かちく)として大活躍(だいかつやく)!
フタコブラクダは、雪の降(ふ)りしきる冬から、焼(や)けつくような夏の砂漠(さばく)まで、あらゆる厳(きび)しい環境(かんきょう)に適応(てきおう)する動物だ。ほかの動物が食べないような、トゲのあるかわいた植物を食べ、一度水を飲めば数週間水なしで過(す)ごすこともできる。しかも、重い荷物を背負(せお)って1日に50キロメートルも移動(いどう)できるため、人間はおよそ4500年も前からフタコブラクダを家畜(かちく)にし、生活を共(とも)にしてきた。現在(げんざい)では、世界中に約(やく)200万頭の家畜(かちく)のフタコブラクダがいると言われている。

家畜(かちく)のフタコブラクダにエサを食べつくされた?!
ところが、家畜(かちく)の元になった野生のフタコブラクダは、何と1000頭も残(のこ)っていないと言われている。密猟者(みつりょうしゃ)にねらわれたり、数で勝る家畜(かちく)のフタコブラクダやウシ、ウマなどに食べ物をうばわれ、数が減(へ)ってしまったのだ。さらに、家畜(かちく)のフタコブラクダとの間に子どもをつくってしまうことで、結果的(けっかてき)に野生種(やせいしゅ)が絶滅(ぜつめつ)する可能性(かのうせい)もある。人間が家畜化(かちくか)したフタコブラクダが、野生のフタコブラクダを絶滅(ぜつめつ)に追いやる原因(げんいん)になっているのだ。