
カンガルーの仲間(なかま)としては小型(こがた)で、顔はネズミに似(に)ているクアッカワラビー。すみかの湿原(しつげん)が減(へ)ったり、人間が持ちこんだ動物におそわれたりして、困(こま)っているんだ。


体長:オス43.5-54cm / メス40-50cm
尾長(びちょう):オス26-31cm / メス24.5-28.5cm
体重:オス2.7-4.2kg / メス2.7-3.5kg
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

オーストラリア南西部のロットネスト島やボールド島などにいるよ。
湿原(しつげん)の草が好物(こうぶつ)なんだ。低(ひく)い木の芽(め)や葉も食べるよ。
植物をふみ固(かた)めて、トンネル状(じょう)の通路を作るんだ。自分たち用の道を持っている動物なんだね。
カンガルーのまねをするネズミ?!
みんなはカンガルーとワラビーのちがいを知っているかな? 実ははっきりとした区別(くべつ)はなく、カンガルーの仲間(なかま)のうち、小型(こがた)の種類(しゅるい)がワラビーと呼(よ)ばれている。つまり、このクアッカワラビーもカンガルーの仲間(なかま)。おなかの袋(ふくろ)で子どもを育て、後ろ脚(あし)でぴょんぴょん飛(と)びはねる。しかしノウサギくらいの大きさで、耳が小さくて丸い。何だかネズミがカンガルーのものまねをしているようにも見えるのだ。

湿原(しつげん)がなくなり、ネコやキツネにおそわれて・・・
昔はたくさん生息していたクアッカワラビーも、今では絶滅(ぜつめつ)が心配されている。開発によって、すみかの湿原(しつげん)が減(へ)ってしまったのだ。さらに、人間が持ちこんだ動物たちにも苦しめられている。もともとオーストラリアにはいなかったネコやキツネにおそわれ、ブタに大切な湿原(しつげん)をあらされることも。保護(ほご)活動は行われているものの、数は回復(かいふく)していないと考えられているのだ。