
現在(げんざい)、たった一種類(しゅるい)だけ生き残(のこ)っている野生のウマが、このモウコノウマなんだ。狩猟(しゅりょう)や家畜(かちく)とのエサのうばい合いで一度は絶滅(ぜつめつ)したんだよ。


体長:220- 280cm
体重:200-300kg
(出典(しゅってん):新世界絶滅危機(ぜつめつきき)動物図鑑(ずかん)(図書館版(ばん)) 学研)

モンゴルの平原、草原で暮(く)らしているよ。
好物(こうぶつ)は草だよ。ときどきは木の皮なども食べることがあるんだ。
ほかのウマと比(くら)べて首や脚(あし)が短いのが特徴(とくちょう)だよ。ポニーに少し似(に)ているね。
野生のウマはいない?!
ウマは、人や荷物を運んだり、畑を耕(たがや)したりと、古くから人間と深く関(かか)わってきた動物だ。そのため、より速く走るように、より重いものを運べるようにと、人間による改良(かいりょう)が重ねられてきた。そんななかにあって、現在(げんざい)たった一種類(しゅるい)だけ生き残(のこ)っている野生のウマ、つまり一度も家畜(かちく)になったり、改良(かいりょう)されたりしていないウマが、このモウコノウマだ。

地球最後(さいご)の野生のウマを守ろう!
モウコノウマは、肉や皮目当てで人間につかまったり、家畜(かちく)のウマとのエサ場や水場のうばい合いによって、1960年代に一度は絶滅(ぜつめつ)してしまった。地球最後(さいご)の野生のウマを何とか守ろうと、1990年代には再野生化(さいやせいか)の取り組みが始まった。ヨーロッパの動物園などで飼育(しいく)していたモウコノウマを、ふるさとモンゴルの自然保護区(しぜんほごく)にかえすことで、少しずつ野生復帰(ふっき)が進んでいるのだ。