
淡水(たんすい)で暮(く)らすカメとしては最大級(さいだいきゅう)のカラグールガメ。ペット用や食用としてつかまったり、川やその周(まわ)りの環境(かんきょう)が悪化したことで絶滅(ぜつめつ)のピンチなんだ。


甲羅(こうら):60cm以上(いじょう)
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

マレー半島やスマトラ島、カリマンタン(ボルネオ)島で暮(く)らしているよ。
子どものころは動物も植物も食べるよ。大人になるとほぼ葉などの植物しか食べなくなるんだ。
川で暮(く)らしているけど、海水が混(ま)ざった海の近くにも行くよ。ウミガメのように卵(たまご)を砂浜(すなはま)に産(う)むこともあるんだ。

めずらしい特徴(とくちょう)が人気を呼(よ)んだ
カラグールガメは、淡水(たんすい)で暮(く)らす種類(しゅるい)の中では最大級(さいだいきゅう)のカメとして知られている。そしてもう一つ有名なのが、子どもをつくる時期になるとオスの頭の色が変(か)わること。頭全体が白くなり、頭頂部(とうちょうぶ)にだけあざやかな赤い色が表れるのだ。しかし、このめずらしい特徴(とくちょう)が人気を呼(よ)び、ペット用につかまることが増(ふ)えてしまった。
河川環境(かせんかんきょう)の悪化もカラグールガメたちを苦しめている
ほかにも食用としてつかまったり、川の水の汚染(おせん)や周辺環境(しゅうへんかんきょう)の悪化によって、カラグールガメの数は減(へ)っている。特(とく)にタイでは絶滅寸前(ぜつめつすんぜん)で、つかまえたり、売買したりすることを厳(きび)しく規制(きせい)し、また飼育(しいく)によって数を増(ふ)やす取り組みも行われている。国際的(こくさいてき)にもペット用の売買が制限(せいげん)されたものの、安心して暮(く)らせる河川環境(かせんかんきょう)づくりなど、数の回復(かいふく)のために取り組むべきことが、まだまだ残(のこ)されているのだ。