
乾燥(かんそう)した厳(きび)しい環境(かんきょう)で生きるキタケバナウォンバット。エサとなる草を家畜(かちく)のヒツジやウシとうばい合うことになり、絶滅(ぜつめつ)しそうなほど数が減(へ)ってしまったんだ。


体長:オス102.1cm、メス107.3cm
尾長(びちょう): 5cm
体重:オス30.1kg、メス32.5kg
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

オーストラリア東部のエッピング・フォレスト国立公園だけにしかいないんだ。
草が好物(こうぶつ)なんだ。
おなかの袋(ふくろ)で子どもを育てる動物なんだ。カンガルーとはちがって、袋(ふくろ)は後ろ向きに付(つ)いているよ。
家畜(かちく)とエサをうばい合うことに・・・
キタケバナウォンバットの存在(そんざい)が知られるようになったのは19世紀(せいき)後半。乾燥(かんそう)した厳(きび)しい環境(かんきょう)で生きるキタケバナウォンバットは、当時から数の少ない動物だった。そこに追い打ちをかけたのが、20世紀(せいき)に急増(きゅうぞう)した家畜(かちく)の放牧(ほうぼく)。エサとなる草をヒツジやウシとうばい合うことになり、ますます数が減(へ)っていったのだ。

数が少しずつ回復(かいふく)している!
そして生息地はたったの一カ所、オーストラリア東部のエッピング・フォレスト国立公園だけになってしまった。でも、うれしい知らせもある。その国立公園で懸命(けんめい)な保護(ほご)活動が行われ、数が少しずつ回復(かいふく)しているのだ。家畜(かちく)動物の侵入(しんにゅう)を防(ふせ)ぐ柵(さく)などのおかげで、一時は30頭くらいにまで減(へ)っていたキタケバナウォンバットは、今では100頭を超(こ)えるまでになった。