
スペインオオヤマネコは森の開発や密猟(みつりょう)で、あまり生き残(のこ)っていないんだ。今もっとも絶滅(ぜつめつ)が心配されるネコ科動物のひとつなんだよ。


体長:80-96cm
尾長:9-11cm
体重:10-15kg
(出典(しゅってん):絶滅危惧(ぜつめつきぐ)動物百科 朝倉書店)

スペインとポルトガルの森のごく一部にしかいないんだ。
何と食べ物の8割(わり)がウサギなんだって。大好物(こうぶつ)なんだね。他には子ジカやアヒルも食べるよ。
ヨーロッパオオヤマネコに似(に)ているけれど、スペインオオヤマネコの方が体が小さいんだ。顔つきもイエネコに似ているよ。
道路や町が作られ、居場所(いばしょ)がなくなってしまった
スペインオオヤマネコはスペインとポルトガルのごく一部の森にしかいない、今もっとも絶滅(ぜつめつ)が心配されているネコ科動物のひとつだ。数が減(へ)った原因(げんいん)として、まず森林の開発が挙(あ)げられる。森に道路が作られ、町ができたことで、スペインオオヤマネコたちの生息地は小さく、ばらばらになってしまった。さらに残念なことに、禁止(きんし)の決まりを無視(むし)してスペインオオヤマネコの密猟(みつりょう)も行われている。

ウサギが減(へ)ると大ピンチ?!
また、過去(かこ)には病気の流行でウサギが姿(すがた)を消し、スペインオオヤマネコが一気に減(へ)ったことがある。スペインオオヤマネコのエサのほとんどがウサギなのだ。開発で森の環境(かんきょう)が悪化する今、何かのきっかけで再(ふたた)びウサギが減(へ)ることも考えられる。もしそんなことが起これば、ただでさえ減(へ)っているスペインオオヤマネコは、取り返しのつかないダメージを受けるかもしれない。