

体長:26.5-38cm
尾長(びちょう):1.3-2.5cm
体重:230-610g
(出典(しゅってん):新世界絶滅危機(ぜつめつきき)動物図鑑(ずかん)(図書館版(ばん)) 学研)

東南アジアからインド東部にかけての、熱帯(ねったい)林にすんでいるよ。
植物の果実(かじつ)や種(たね)、それに昆虫(こんちゅう)も食べるよ。生き物をつかまえるときもゆっくりだから、気づかれないように注意深く近寄(ちかよ)るんだって。
スローロリスは木の上で暮(く)らしているよ。前脚(まえあし)だけではなく、後脚(うしろあし)でも指を使って枝(えだ)をしっかりつかむことができるんだ。
のんびりとした動きで身を守る?!
スローロリスは体長30センチほどの小さなサルだ。サルと言えば、枝(えだ)から枝(えだ)へと飛(と)び回る身軽さが持ち味――と思いきや、このスローロリスはおどろくほどのんびり屋。ジャンプや、すばやい動きはできず、木の上をゆっくり、ゆっくりと移動(いどう)する。敵(てき)におそわれないか心配になるけれど、動かず、目立たずがスローロリスの身の守り方なのだ。しかし、野生では有効(ゆうこう)なこのスローな生き方が、思わぬ悲劇(ひげき)をまねくことに・・・。

ペット用につかまり、歯をぬかれてしまうことも・・・
今、スローロリスは絶滅(ぜつめつ)のピンチだ。原因(げんいん)はペット用の狩猟(しゅりょう)。愛(あい)らしい姿(すがた)と、飼(か)いやすそうに見えるゆっくりとした動きが人気を呼(よ)んだのだ。仲間(なかま)や人間を傷(きず)つけないように、つかまったスローロリスは歯を切られたり、ぬかれたりすることが多く、これが病死につながる場合もある。たとえ生き延(の)びても、健康(けんこう)な歯を失(うしな)ったスローロリスは、二度と野生にもどることができないのだ。