
アフリカの森にすむ大きなサル、ドリル。森の伐採(ばっさい)と食用のための狩猟(しゅりょう)で絶滅(ぜつめつ)しそうなんだ。この30年間で数が半分以下(いか)に減(へ)ってしまったんだよ。


体長:オス60cm/メス66cm
尾長(びちょう):オス12cm/メス:8.1cm
体重:オス17kg/メス10kg
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

ナイジェリアとカメルーンの一部、赤道ギニアのビオコ島にいるよ。
果実(かじつ)が好物(こうぶつ)なんだよ。ほかにも木の若葉(わかば)や芽(め)、昆虫(こんちゅう)なども食べるよ。
ドリルは地面と木の上の両方で生活するよ。観察(かんさつ)してみると、オスの方がメスよりも地上にいる時間が長いんだって。不思議(ふしぎ)だね。
ドリルたちの森がなくなっていく・・・
ドリルはアフリカの森にすむ大型(おおがた)のサルだ。20~30頭の群(む)れで暮(く)らし、時にはいくつもの群(む)れが集まって、200頭をこえる大集団(だいしゅうだん)を作ることもある。ドリルはここ30年間で、半分以下(いか)に数が減(へ)ってしまったと考えられている。その理由は大きく分けて二つある。一つは森が少なくなったこと。ドリルたちのすむ場所が減(へ)っただけではなく、代わりに作られた畑の作物を食べたドリルが殺(ころ)されるなど、被害(ひがい)は広がっている。

狩猟(しゅりょう)による大きなダメージ
もう一つの理由は、食用目的(もくてき)の狩猟(しゅりょう)だ。ドリルの群(む)れは、人間の社会と同じようにさまざまなルールや役割(やくわり)があって成(な)り立っている。人間のチームやグループ、そして家族と同じように、メンバーを失(うしな)ったドリルの群(む)れは、なかなかもとの安定した状態(じょうたい)にもどらないのだ。つまり狩猟(しゅりょう)は、ドリルにとって単純(たんじゅん)に数が減(へ)ったこと以上(いじょう)の大きなダメージを残(のこ)してしまうのだ。