
ドールはイヌ科の動物で、群(む)れの仲間(なかま)をとても大切にするんだよ。でも、人間には家畜(かちく)をおそう残酷(ざんこく)な動物だと考えられていて、銃(じゅう)やワナで、たくさん殺(ころ)されてしまったんだ。


体長:88-113cm
尾長(びちょう):40-50cm
体重:オス15-20kg/メス10-17kg
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

西アジアや中国、インド、マレー半島の森林や草原にいるよ。
ウサギ、シカ、さらにはクマやトラをおそうこともあるよ。昆虫(こんちゅう)や果実(かじつ)を食べることもあるんだ。
大人のドールは、母親でなくても、群(む)れの子どもの面倒(めんどう)を良(よ)く見るんだ。巣(す)に敵(てき)が来ないか見張(みは)ったり、子どもを運んだりするんだよ。
ばつぐんのチームワークで、トラをおそうことも
ドールはアジアにすむイヌ科の動物で、群(む)れを作って暮(く)らしている。ただしオオカミなどとちがって、仲間同士(なかまどうし)でえものをうばい合うことはない。むしろ真っ先に体の小さな子どもたちに食べさせるなど、チームワークはばつぐんだ。ドールの大きさは大型犬(おおがたけん)くらいだけれど、自慢(じまん)のチームワークで凶暴(きょうぼう)なトラをおそい、殺(ころ)してしまうこともあるのだ。

人間にとことんきらわれた動物・・・
ドールは長い間、人間にきらわれてきた動物だ。家畜(かちく)をおそうだけではなく、えものが死ぬ前に食べ始めてしまうので、人間の目にはとても残酷(ざんこく)に映(うつ)るのだ。そのため、たくさんのドールが銃(じゅう)やワナ、毒(どく)で殺されてきた。さらに、森林とえものとなる動物が減(へ)ったこともあり、今では野生のドールの数は2500頭以下(いか)になってしまったと考えられている。