
クロキツネザルはマダガスカル島だけにすむ、めずらしいサルなんだよ。焼畑(やきはた)農業で森林がなくなり、ペット用や食用としてもねらわれ、絶滅(ぜつめつ)が心配されているんだ。


体長:39-45cm
尾長(びちょう):51-65cm
体重:2-2.5kg
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

アフリカ大陸(たいりく)の東、インド洋にうかぶマダガスカル島だけにすんでいるよ。
果実(かじつ)が大好物(だいこうぶつ)なんだ。木の葉や花、昆虫(こんちゅう)、さらにはカメレオンやヤモリを食べることもあるよ。
体の毛の色がオスとメスでまったくちがうんだ。オスは真っ黒、メスは茶色っぽいよ。ちなみに群(む)れのリーダーはメスなんだって。
安住の地だった島に人間がやってきた!
大昔に大陸(たいりく)から分かれたマダガスカル島では、動物たちが独自(どくじ)の進化をとげてきた。クロキツネザルも、この島でしか見られない、めずらしい動物。天敵(てんてき)が少ないマダガスカル島は、クロキツネザルにとって安住の地だったのだ。しかし、2000年ほどまえから人間がやってくるようになり、島の環境(かんきょう)が悪化。今でもすみかの森林がどんどん減(へ)っているのだ。

毎年、毎年、大切な森林が減(へ)ってしまう・・・
なかでも焼畑(やきはた)農業は、森林が年々減(へ)ってゆく一番の原因(げんいん)になっている。さらに困(こま)ったことに、ペット用や食用にクロキツネザルを密猟(みつりょう)する人たちもいる。マダガスカル島では、クロキツネザル以外(いがい)にも、たくさんの種類(しゅるい)の動物たちが絶滅(ぜつめつ)のピンチをむかえている。この島で人間と動物がともに生きてゆく方法(ほうほう)を、一日も早く見つけなければいけないのだ。