
バウェアンジカは小さな島にすむシカの仲間(なかま)なんだよ。人工の林が増(ふ)えて、すみかが減(へ)ってしまい、今では300頭くらいしか残(のこ)っていないんだ。


体高:70cm
体重:50-60kg
(出典(しゅってん):新世界絶滅危機(ぜつめつきき)動物図鑑(ずかん)(図書館版(ばん)) 学研)

インドネシアの小さな島、バウェアン島だけにいるよ。
草や木の葉、枝(えだ)などを食べるんだよ。
バウェアンジカは前脚(まえあし)が後脚(うしろあし)より短いんだよ。歩くときも、ちょっと前かがみになっているんだ。
小さな島でひっそりと暮(く)らすシカ
バウェアンジカはインドネシアのバウェアン島だけにすんでいる。バウェアン島はとても小さな島で、フルマラソンを走るあいだに海岸線をぐるりとほぼ3周(しゅう)できてしまう。もともとは自然(しぜん)豊(ゆた)かな島で、生いしげる木々は用心深いバウェアンジカがひっそりと身をかくすのにぴったりだった。19世紀(せいき)までは、島のあちこちにバウェアンジカが暮(く)らしていたと考えられている。

森林が伐採(ばっさい)され、今では300頭に・・・
ところが、1950年代から原生林が伐採(ばっさい)されるようになると、バウェアンジカの数はどんどん減(へ)ってしまう。今では保護区(ほごく)が作られたこともあり、数は安定しているけれど、それでも250~300頭くらいしか残(のこ)っていないのだ。生息地が限(かぎ)られた生き物は、環境(かんきょう)の変化(へんか)にとても弱い。小さな島にわずかな数で暮(く)らすバウェアンジカも、一つの病気、一つの災害(さいがい)で、たちまち絶滅(ぜつめつ)してしまうかもしれないのだ。