
バンテンは東南アジアにすむウシの仲間(なかま)だよ。人間に狩猟(しゅりょう)されたり、すみかをうばわれたりして、数が減(へ)ってしまったんだ。家畜(かちく)のウシの存在(そんざい)にも苦しめられているよ。


体長:180-225cm
尾長(びちょう):65-70cm
体重:400-900kg
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

インドシナ半島、カリマンタン島、ジャワ島などの森林にすんでいるよ。
草が好物(こうぶつ)なんだ。木の葉や枝(えだ)を食べることもあるよ。
とても用心深い性格(せいかく)なんだよ。もともとは昼間に活動していたけれど、自分たちをねらう人間をおそれて夜行性(やこうせい)になったと考えられているんだ。
肉や角をねらわれ、数が減(へ)っている・・・
バンテンはウシの仲間(なかま)で、かつては東南アジアに広く生息していた。しかし、すでにいくつかの地域(ちいき)で姿(すがた)を消し、生(い)き残(のこ)ったところでも数が減(へ)っている。その理由のひとつが人間による狩猟(しゅりょう)。肉や角がねらわれているのだ。また、森林が次々と農地などになり、生息地も縮小(しゅくしょう)している。用心深いバンテンは人間が近寄(ちかよ)ると生息地を捨(す)ててしまうため、農地になった面積以上(めんせきいじょう)のすみかが失(うしな)われたと考えられている。

家畜化(かちくか)したバンテンに苦しめられている?!
バリウシという家畜(かちく)のウシの存在(そんざい)もバンテンを苦しめている。実はバリウシの祖先(そせん)はほかでもないバンテン。バリウシとの間に子どもを作ってしまうため、純粋(じゅんすい)な野生のバンテンが減(へ)っているのだ。しかも、バリウシとの間に生まれた子どもは家畜(かちく)のウシの病気にかかる危険性(きけんせい)がある。野生動物は家畜(かちく)の病気に慣(な)れていないため、ひとたび感染(かんせん)すると一気に大流行してしまうおそれがあるのだ。