
フクロアリクイはシロアリが大好物(だいこうぶつ)。一日に2万匹(びき)ものシロアリを食べるよ。でも、森林伐採(ばっさい)でシロアリがいなくなったり、人間が連れてきた動物におそわれたりして数が減(へ)ってしまったんだ。


体長:オス20-27cm、メス21-26cm
尾長(びちょう):オス16-21cm、メス16-19cm
体重:オス370-550g、284-530g
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

オーストラリア南西部の森にいるよ。
シロアリが大好物(だいこうぶつ)なんだ。体長の半分ほどもある長い舌(した)で巣穴(すあな)からシロアリをなめとって食べるよ。
前足の爪(つめ)がとてもするどいんだ。この爪(つめ)を使って、倒木(とうぼく)や地下にあるシロアリの巣(す)をほり起こすんだって。
シロアリがいないと生きていけない・・・
フクロアリクイには、いろいろとめずらしい特徴(とくちょう)がある。カンガルーなどと同じ有袋類(ゆうたいるい)なのに、おなかに袋(ふくろ)がない。小さな赤ちゃんはお母さんのおっぱいに吸(す)いついて一緒(いっしょ)に移動(いどう)するのだ。昼間に行動するのも、有袋類(ゆうたいるい)としてはめずらしいこと。これは昼間にシロアリが活発になるからだと考えられている。そう、フクロアリクイはシロアリが大好物(だいこうぶつ)なのだ。ところが、森林の伐採(ばっさい)によってシロアリのすむ木が激減(げきげん)。フクロアリクイは大切なエサを失(うしな)ってしまったのだ。

人間が天敵(てんてき)を連(つ)れてきた?!
さらに人間が連(つ)れてきた動物たちにも苦しめられている。フクロアリクイが生息するオーストラリアには本来いないはずのキツネやネコ、イヌにおそわれ、1000頭未満(みまん)にまで数が減(へ)ってしまった。保護(ほご)活動は行われているものの、まだ絶滅(ぜつめつ)のピンチは去っていない。生息地の再生(さいせい)や天敵(てんてき)から守る活動を根気強く続(つづ)ける必要(ひつよう)があるのだ。