
毛のない顔で、人間の赤ん坊(ぼう)にも、おじいちゃんにも見える、ハゲウアカリ。狩猟(しゅりょう)や森林の伐採(ばっさい)で、絶滅(ぜつめつ)のピンチなんだ。


体長:30-41cm
尾長(びちょう):10cm
体重:1.4-2.1kg
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

南米大陸(たいりく)、アマゾン川上流の森にすんでいるよ。
木の上で果実(かじつ)や植物の種(たね)、葉をとって食べているよ。昆虫(こんちゅう)や小さな動物をつかまえることもあるんだ。
ハゲウアカリは、すむ場所によって3種類(しゅるい)に分かれるよ。それぞれ独自(どくじ)の進化をとげて、毛の色がちがうんだ。
表情(ひょうじょう)がとても豊(ゆたか)かなサル
アマゾン川上流の森で暮(く)らすサル、ハゲウアカリ。その顔は、一度見たら忘(わす)れられないほど印象的(いんしょうてき)。毛がなく、真っ赤な肌(はだ)はむき出しで、人間の赤ん坊(ぼう)にも、おじいちゃんにも見える。そのためか、人間と同じく顔の表情(ひょうじょう)によるコミュニケーションが得意(とくい)。いかりや喜(よろこ)びといった表情(ひょうじょう)の種類(しゅるい)が、ほかのサルよりも多いのだ。

人間につかまり、森もなくなってしまった・・・
ハゲウアカリを苦しめているのは、人間による狩猟(しゅりょう)と森林の伐採(ばっさい)だ。20世紀(せいき)になって、天然(てんねん)ゴムの木を目当てに人間が森にやって来ると、ハゲウアカリは食用にされしまう。人なつっこさが受けて、ペット用につかまることも増(ふ)えた。さらに、農場などを造(つく)るために森が次々とけずられて、今では絶滅(ぜつめつ)のピンチだ。保護(ほご)区は作られたものの、数は減(へ)り続(つづ)けている。表情(ひょうじょう)が豊(ゆた)かなハゲウアカリは、今、とても悲しい顔をしているのかもしれない。