
バビルサの特徴(とくちょう)は、まるで角のように見えるオスの牙(きば)。顔の皮膚(ひふ)をつらぬいて生えているんだ。バビルサは人間による狩(か)りや、森林の破壊(はかい)によって、どんどん数が減(へ)っているんだよ。


体長:87-110cm
尾長(びちょう):20-32cm
体重:60-100kg
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

インドネシアやフィリピンの島の森林にいるよ。
地面に落ちた果実(かじつ)や昆虫(こんちゅう)などを食べるよ。
バビルサは泥浴(どろあ)びが大好きなんだ。皮膚(ひふ)についた寄生虫(きせいちゅう)を落とす、バビルサのお風呂(ふろ)みたいなものなんだって。
顔から牙(きば)が生える動物?!
バビルサは、インドネシアやフィリピンの島々だけにすむイノシシ科の動物だ。最大(さいだい)の特徴(とくちょう)は、オスの牙(きば)。上あごの犬歯が顔の皮膚(ひふ)をつらぬき、さらに先が顔に向かって曲がっている。まるで角のようなこの牙(きば)が何のために生えているのか、今のところ正確(せいかく)には分かっていない。いかめしい姿(すがた)に似合(にあ)わず、実は用心深い性格(せいかく)で、人間が近づくととっさににげてしまう。

銃(じゅう)でねらわれ、すみかもうばわれてしまった・・・
人間は、昔からバビルサを食用にしてきた。もっとも、ワナなどを用いた伝統的(でんとうてき)な狩(か)りでは、バビルサを絶滅(ぜつめつ)の危機(きき)に追いやることはなかった。しかし、人間が銃(じゅう)を使うようになると、バビルサの数は一気に減(へ)ってしまう。さらに、森林が伐採(ばっさい)され農地や家畜(かちく)の放牧地(ほうぼくち)になったことで、バビルサは生きるための場所や食べ物を失(うしな)い、このままでは絶滅(ぜつめつ)するかもしれないのだ。