
まっすぐのびた長い角を持つ、アラビアオリックス。伝説(でんせつ)の生き物、ユニコーンのモデルだという説(せつ)もあるんだ。この美しい角を人間にねらわれて、絶滅(ぜつめつ)しそうなんだよ。


体長:160-178cm
体重:65-75kg
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

オマーンやサウジアラビア、ヨルダンの砂漠地帯(さばくちたい)にいるよ。
アラビアオリックスにとってのごちそうは、サボテンなどの水分の多い植物なんだ。見つからないときは、ほかの草や根を食べるよ。
アラビアオリックスは、水分を植物や夜露(よつゆ)からとるんだよ。砂漠(さばく)は水が少ないから、あまり飲まなくても平気な体になっているんだね。
美しい角がねらわれ、一度は絶滅(ぜつめつ)してしまった
中東の砂漠地帯(さばくちたい)にすむアラビアオリックス。まっすぐのびた長い角を持ち、伝説(でんせつ)の生き物、ユニコーンのモデルになったとの説(せつ)もある。この美しい角のおかげで、アラビアオリックは昔から人間にねらわれてきた。荒地(あれち)を走る自動車や銃(じゅう)の発達(はったつ)によって、1970年代にはとうとう野生のアラビアオリックスは絶滅(ぜつめつ)してしまった。それでも、すべてのアラビアオリックスが狩(か)りつくされる前に、救出(きゅうしゅつ)活動がスタートしていたのは不幸中(ふこうちゅう)の幸いだった。

野生にもどったアラビアオリックスにふたたび魔(ま)の手が・・・
救出(きゅうしゅつ)されたアラビアオリックスは、いったん動物園などに保護(ほご)された。そして、1980年から野生にもどす取り組みが始まり、数は順調(じゅんちょう)に回復(かいふく)していた。ところが、悪夢(あくむ)がくり返されてしまう。禁止(きんし)されている狩猟(しゅりょう)が一部の地域(ちいき)で始まり、ふたたび数は急減(きゅうげん)。さらに資源(しげん)開発のためにアラビアオリックスが暮(く)らす保護区(ほごく)が10分の1の大きさにされるなど、人間の身勝手にふり回される悲しい運命が続(つづ)いているのだ。