
耳や後脚(うしろあし)の短いアマミノクロウサギは、原始的(げんしてき)なウサギだと言われているんだよ。森の木が伐採(ばっさい)されて、エサやかくれ場所がなくなり、数が減(へ)ってしまったんだ。


体長:45.2cm
尾長(びちょう):2.7cm
体重:2-2.6kg
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

日本の奄美大島(あまみおおしま)、徳之島(とくのしま)だけにすんでいるよ。
草や若(わか)い枝(えだ)、木の実などを食べるよ。
アマミノクロウサギは巣穴(すあな)で子どもを育てるよ。お乳(ちち)をあげるとき以外(いがい)は、巣穴(すあな)に土でフタをしてかくすんだって。かしこいんだね。
「ウサギとび」が苦手なウサギ?!
奄美大島(あまみおおしま)と徳之島(とくのしま)だけにすむアマミノクロウサギは、原始的(げんしてき)なウサギだと言われている。ほかのウサギたちが長い歴史(れきし)の中で進化する間にも、アマミノクロウサギはほとんど姿(すがた)を変(か)えなかった。確(たし)かにその姿(すがた)をよく見ると、ほかのウサギと比(くら)べて耳も後脚(うしろあし)も短いことが分かる。ジャンプ力もあまりなく、ぴょんぴょんとはねる、いわゆる「うさぎとび」はしない。その代わりに大きな爪(つめ)で斜面(しゃめん)を登ったり、地面に巣穴(すあな)をほるのが得意(とくい)なのだ。

伐採(ばっさい)がくり返されて、エサやかくれ場所がなくなった・・・
アマミノクロウサギが原始的(げんしてき)なままなのは、その姿(すがた)が島での暮(く)らしに合っていたからだ。しかし島にたくさんの人間がやって来るようになると、環境(かんきょう)が変化してしまう。木々の伐採(ばっさい)がくり返され、アマミノクロウサギはエサやかくれ場所を失(うしな)ってしまった。また人間がハブ退治(たいじ)のために連(つ)れてきたマングースにおそわれることも多く、今では絶滅(ぜつめつ)が心配されているのだ。