
家畜(かちく)のロバの祖先(そせん)と言われるアフリカノロバ。放牧(ほうぼく)される家畜(かちく)が増(ふ)えて、水と草をうばわれてしまったよ。今は絶滅(ぜつめつ)が心配されているんだ。


体長:200cm
尾長(びちょう):45cm
体重:200-250kg
(出典(しゅってん):動物世界遺産(いさん) レッド・データ・アニマルズ 講談社(こうだんしゃ))

アフリカのエチオピア、エリトリア、ソマリアにいるよ。
草を中心に、ほかの動物が食べないようなかたくて水分が少ない植物も食べるよ。
アフリカノロバは砂漠(さばく)での暮(く)らしに適(てき)した動物なんだ。3日間も水を飲まないで過(す)ごすこともあるよ。
少ない水と草を家畜(かちく)とうばい合った?!
アフリカノロバは、家畜(かちく)のロバの祖先(そせん)と言われている動物だ。かつては北アフリカの広い範囲(はんい)に生息していたと考えられている。しかし、アフリカノロバのすみかにウシやヒツジといった家畜(かちく)の放牧(ほうぼく)が増(ふ)え、もともと少ない水と草をうばい合うようになる。もちろん放牧(ほうぼく)する農家はアフリカノロバの姿(すがた)を見れば追いはらう。水と草が足りなくなったアフリカノロバはだんだんと数が減(へ)り、今では北アフリカの3つの国でしか見られなくなってしまった。

武器(ぶき)が残(のこ)されて、ますます危険(きけん)に
家畜(かちく)との水やエサのうばい合いのほかに、食用や薬にするための狩猟(しゅりょう)もアフリカノロバを苦しめている。アフリカノロバがすむエチオピアとエリトリアの間で紛争(ふんそう)が続(つづ)いたことで、この地に危険(きけん)な武器(ぶき)がたくさん流れこんだ。今後、これらの武器(ぶき)を使った狩猟(しゅりょう)が増(ふ)えることも心配されている。現在(げんざい)では、イスラエルの保護区(ほごく)にアフリカノロバたちを移(うつ)すなど、保護(ほご)活動も行われている。