コニカミノルタ

計測機器

よくあるご質問

ヘルスケア計測機器

パルスオキシメータ PULSOXシリーズ

機能について

Q Q1. PULSOX-1, PULSOX-2, PULSOX-300、PULSOX-300iの違いは何ですか?
A PULSOX-1, PULSOX-2, PULSOX-300は測定値をリアルタイムに本体ディスプレー部に表示するだけに限定したスポット測定用途の機器です。
PULSOX-300iはリアルタイム表示以外に、測定値を本体に300時間メモリし、専用ソフト(オプション)でデータをPCにダウンロードでき、統計的な処理や、睡眠時無呼吸症候群のスクリーニングを専用ソフトを使って行なえます。
スポット機でもPULSOX-300はプローブ分離式で、測定対象・用途によって、最適なプローブを選択して使えます。
PULSOX-1, PULSOX-2は共に本体(表示部)とプローブ(測定部)が一体化したモデルで、電池寿命が長く、衝撃に強いという特徴は共通しています。
PULSOX-1は指先に取り付ける超軽量・小型に特徴があり、PULSOX-2は機器本体を手の平で保持して使用するタイプとなります。
PULSOX-1は機動性により優れ、外出なども含め常時携帯により向いており、PULSOX-2は表示部が大きく、高齢の方でも使い易い機種となっています。
またPULSOX-2はIPX4の防沫性能がありますので、水に濡れても安心です。
各機種の説明は、「パルスオキシメーターの選び方」 をご覧下さい。
Q Q2. 小児は測定できますか?
A 原理的には測定部のセンサーを指先が完全に覆っていれば年齢に関係なく測定ができるのですが、小さな指先ではセンサーを完全に覆えないことも出てきます。その場合には周辺ノイズの影響で正確な測定ができないことも出てきます。
PULSOXシリーズでは機種及び選択するプローブによって安定した測定のできる測定対象を体重によって規定しており、機種及び測定プローブの種類によって測定対象年齢(体重)が変わります。
PULSOX-1では30kg以上の小児の測定ができます。
PULSOX-300/300iでは各プローブで以下の体重の小児測定が可能です。

スポットチェックプローブ SP-5C 30kg以上
フィンガークリッププローブ SR-5C 30kg以上
パーソナルプローブ SD-5C 15kg以上
ユニバーサルプローブ UD-5C40 40kg以上
上記以外の機種・プローブは成人を対象としております。
また、標記体重以上であっても、受光部を完全に覆うことのできる指を選んで測定をする必要があります。
Q Q3. 新生児は測定できますか?
A SD-5Cプローブは新生児(生後28週まで、早産児を除く)手のひら、手首、足の親指、足の甲での測定ができます。
しかし、SD-5Cとの組み合わせで使用するPULSOX-300/300i本体にはアラーム機能がありませんので、新生児で一般に利用されるモニター(異常時にアラーム音をならして警告する)用途には使用できません。
Q Q4. プローブはどのように選択すればいいですか?
A 医療者(医師・看護師・理学療法士など)が患者を対面で測定する使用が主な場合には、スポットチェックプローブ SP-5Cが便利です。
本人あるいは患者の腕に装着して使用する用途(患者労作時の測定、歩行試験など)では、フィンガークリッププローブ SR-5Cが装着も容易で便利です。
睡眠時の長時間測定に使用する場合は医療用テープで固定するタイプのモニタプローブ LM-5Cが長時間装着による痛みが少なく適しています。
30kg以下の小児を測定するケースでは医療用テープで固定するタイプのパーソナルプローブSD-5Cであれば15kgまでの小児に使用できます。
また複数の患者に使用しない感染防止用として使用いただけます。
長時間使用を前提で長期間使用される場合には、医療用テープで固定するユニバーサルプローブ UD-5Cがございます。装着に関しては、センサー部、受光部が固定されていないため付属のプローブパッドに取り付けて装着することが必要です。
補足情報:製品情報 プローブ
Q Q5. 水に濡らしても大丈夫ですか?
A PULSOX-1/PULSOX-2に関してはJIS T0601-1に基づく水の浸入に対しての保護等級を満たしております。
PULSOX-1:IPX-2
PULSOX-2:IPX-4
*IPX-2:鉛直から15°以内から滴下する水に対する保護
*IPX-4:任意の方向からの散水に対する保護
しかしパルスオキシメーターは精密機器ですので、雨や水のかからないところで使用いただくことを基本としてください。
水に濡れた場合にはすぐに拭いて下さい。そのままにしておくと、故障の原因になります。
水中に入れたり、水洗いもしないでください。
Q Q6. 測定値の他に横棒が上下しますが、これは何ですか?
A 脈波レベルメータです。
測定中、脈拍に同期して点滅します。また、脈波の強さ(センサーの捕らえている信号の変化の強さ)に応じて、表示点が上下に伸び縮みします。
脈拍のリズムが視覚的に捉えられるとともに、レベルメーターの変動量で脈波の信号の強さが把握できます。
充分な脈波信号が得られていないと測定値の信頼性が低くなります。レベルメータを見て、その表示点が2段以上にあがらなければ、測定する指をマッサージしたり温めたりして、血行をよくして測定するなどの安定した測定をするための指標にもなります。
補足情報:レベルメーターの意味は?
Q Q7. 充電式乾電池は使えますか?
A PULSOXシリーズでは単4型アルカリ乾電池を推奨しています。
充電式乾電池も使用できますが、アルカリ乾電池使用時よりも電池の使用時間が短くなったりバッテリー警告マークが現れてから使用不可になるまでの時間が短くなることがあります。
カタログに記載されている電池寿命は単4型アルカリ乾電池使用時で規定しておりますので、その点を注意してお使いいただくことをお願い致します。
電池寿命:
PULSOX-1:約55時間(単4型アルカリ乾電池 1本)
PULSOX-2:約80時間(単4型アルカリ乾電池 2本)
PULSOX-300:約16時間(単4型アルカリ乾電池 1本)
PULSOX-300i:約30時間(単4型アルカリ乾電池 1本)
補足情報:電池使用に関して
Q Q8. 電池の交換時に、記憶した測定データが消えてしまう事はありませんか?
A PULSOX-1/PULSOX-2/PULSOX-300はリアルタイムで測定値を表示しますが測定値を保持するメモリー機能がありません。
測定値を記録できるPULSOX-300iでは電池を抜いても保存された測定データは保持されます(消えません)。
しかし、本体の日時設定は電池を抜いて1日以上放置すると工場出荷初期値(西暦2000年1月1日00時00分)にリセットされます。
(注)PULSOX-300iの前機種のPULSOX-3iシリーズでは、電池を抜いてから5分経過すると設定値と測定データが消去されます。
Q Q9. リアルタイムに測定値をデータ処理できませんか?
A 残念ながらリアルタイムでのデータ処理はできません。
PULSOX-1/PULSOX-2/PULSOX-300はリアルタイムで測定値を表示しますが測定値のアウトプット機能はありません。
測定値を記録できるPULSOX-300iでも、本体データを一旦保存し、専用ソフトDS-5で保存データをダウンロードできますが、リアルタイムでの測定値出力機能はありません。

測定値について

Q Q1. パルスオキシメーターの値をどう利用すればいいのでしょうか?
A パルスオキシメーターは医科向け医療機器であり患者の診断において、付加的に使用されるものです。
医師は測定結果だけではなく、臨床的状態や症状を観察しながら、総合的に判断します。
個人での使用時でも、医師の指導にもとづいて測定し、指示を受けて下さい。
パルスオキシメーターの使用方法や使用例に関しましては、本ホームページの
パルスオキシメーターの用途
パルスオキシメーター活用事例
を参照下さい。
Q Q2. SpO2の正常値はいくらでしょうか?
A 安静時での健常者のSpO2値は96%~98%の範囲にあると言われています。
90%を切ると呼吸不全と定義されます。
しかし、SpO2値は呼吸の仕方、姿勢、動作のその時の状況などで変化します。
極端な例では酸素の薄い何千メーターの高所ではSpO2が75%などに低下し、深呼吸をすると90%以上に回復するという例もあります。
参照:プラネタリウム用の番組撮影時の高山病予防
SpO2値の判断は専門家の指導を仰いで下さい。
Q Q3. 病院で測ってもらっているときと、家庭で使用しているパルスオキシメーターでは値が違うようなのですが?
A パルスオキシメーターの値には1%から2%の機器による差が生じることがあります。
また、病院で測定されるときと家庭で測定するときでは、測定時の条件が異なっていることも考えられます。
使用されているパルスオキシメーターで日々の測定値を基準に日常管理してください。
また、パルスオキシメーターには測定誤差が発生することもあります。
誤差の発生しにくい安定した測定を行なうには、FAQの「測定時に注意する事はありますか」を参照下さい。
Q Q4. 測定値にばらつきがあるようなのですが?
A 測定値が変動するにはさまざまな要因が想定できます。
  • 実際のSpO2値が変動している。
  • 指に正しく装着していなかったなど測定が不安定になる要素があった。
  • 機器が故障している。
安静状態であっても1%~2%程度の変動は呼吸状態や姿勢などでも発生しえます。
労作をすると、しばらくはSpO2が不安定になることもあります。
普段の変動の幅を記録してそれを把握することが重要です。

測定条件によって値が変動する要因としては、
  • 機器を正しい位置に装着していない
  • 指を振るなどして測定部が安定していない
  • 測定部に圧力がかかるなどして血流状態が不安定になっている
  • 指先が冷えているなどして、抹消の血流が充分にない
  • 誤差を生じるような環境条件(強い光がある/強い電磁波がある、マニキュアをしているなど)
など様々な要因があります。
機器の取扱い説明書の機器の装着や測定に関する注意事項をご覧いただき正しい測り方をされているかをご確認下さい。

機器も正しく使用しているのに普段より測定値の変動が大きい場合は、様態に異常がないか医師の指導を仰いで下さい。
様態に異常がなければ機器の故障が考えられますので、ご購入の販売店か修理問い合わせ窓口にご連絡下さい。
*「Q5.測定時に注意することはありますか? 測定に誤差を与える要因には何がありますか?」
も参照下さい。
Q Q5. 測定時に注意することはありますか?測定に誤差を与える要因には何がありますか?
A 正しく機器を装着し安定した状態で使用することと、測定に誤差をできるだけ少なくして使用することが必要です。
機器の機器の取扱い説明書の機器の装着や測定に関する注意事項をご覧いただき正しい測り方をされているかをご確認下さい。
誤差の起こる要因としては以下のような場合があります。

正しい測定をされていない場合
  • 本器が指に正常に装着されていないとき。
  • 激しい体動があるとき。
  • 本器に圧力をかけたり、強く握ったりしたとき。
環境による要因
  • 周囲の光(照明灯、蛍光灯、赤外線加熱ランプ、直射日光など)が強すぎるとき。
  • 他の電子機器からの電磁影響を受けているとき
      (電気メスなどの医療機器やテレビなどの電化製品の近くで使用しているとき)。
  • 機器のすぐ近くでFM送信機等の無線機器を使用したとき。
  • 測定部位が血流循環不足(腕や指への圧迫、末梢循環不全)や鬱血しているとき。
  • 血圧計を本器と同じ腕に装着しているとき。
測定者による要因
  • 一酸化炭素ヘモグロビン(HbCO)、メトヘモグロビンやスルフヘモグロビンのような異常ヘモグロビンの量が多いとき。
  • インドシアニングリーン(カルディオグリーン)やメチレンブルーなどの色素が血液中に存在するとき。
  • 強い貧血の場合。
  • 爪にマニュキュアなどをしているとき。

故障かな?

Q Q1. 指先を挿入しても何も表示されません。
A まず電源が入っているかどうかを確認下さい。
PULSOX-1/PULSOX-2はオートパワーオンですので、指先を挿入する動作で自動的に測定開始となりますが、PULSOX-300/300iは電源スイッチをしばらく押し込むことでパワーオンとなります。
次に、電池が正しく挿入されているか、電池容量がなくなっていないかを確認下さい。
新しい電池を入れても電源が入らない場合にも、もう一度電源スイッチを、それまでよりも強く長めに押し込んでみて下さい。
それでも電源が入らない(表示が始まらない)のであれば故障が考えられますので、ご購入の販売店か修理問い合わせ窓口にご連絡下さい。
Q Q2. 測定中にAやPやLなどのアルファベットマークが出てきます。
A PULSOXシリーズでは測定時に何らかの異常があると各種アルファベットマークでお知らせします。(エラーメッセージ表示)。
各メッセージと対策を紹介します。
(機種により表示されるエラーメッセージに違いがありますので詳しくは各機種の取扱い説明書をご覧下さい)

P:測定に必要な脈波信号が得られていません。
(1)フィンガーホルダに指先を正しく装着してください。
(2)測定部位の血流循環不足が考えられます。十分に大きな脈波信号が得られる部位を探して装着し直すか、測定部位を温めてください。

A:測定中に体動等があり、測定に信頼性がありません。 表示された測定値の精度は保証できません。
(1)フィンガーホルダに指先を正しく装着してください。また、測定部位をできるだけ動かさないようにしてください。
(2)使用上の注意に従って、測定部位を温めたり、周囲光や無線機器等の外来ノイズを避けてください。

L:測定に必要な光量が不足しています。
(1)フィンガーホルダに指先を正しく装着してください。
(2)測定している指が太いと光量不足になることがあります。小指など細い指で測定してください。
(3)発光部と受光部を清掃してください。
(4)それでもこのメッセージが表示される場合は、本器の故障が考えられます。※1

C:プローブが機器に正しく取り付けられていないか、プローブが外れています。
(1)機器のプローブコネクタに、プローブのコネクタを正しく装着してください。
(2)プローブの故障が考えられます。

H:脈波信号が強すぎて測定できません。
(1)フィンガーホルダを指先に正しく装着してください。
(2)測定部位の血流循環過多が考えられます。適当な脈波信号が得られる指を探して装着し直すか、しばらく時間をおき、安静にしてから測定してください。
(3)本器の故障が考えられます。※1

-o-:脈拍数が測定範囲の上限を超えています。
測定範囲の上限を超えた脈拍数は測定できません。

-u- :脈拍数が測定範囲の下限を下回っています。
測定範囲の下限を下回る脈拍数は測定できません。

ER1:機器の測定回路に何らかの異常が発生しました。このままでは測定できません。
新しい電池を入れ直してもこのエラーメッセージが表示される場合は、本器の故障が考えられます。※1
※1
ご購入の販売店か修理問い合わせ窓口にご連絡下さい。
Q Q3. 酸素飽和度の測定値が点滅しています。
A 測定値が保証範囲内にないことを表すメッセージです。
酸素飽和度(SpO2)が、精度保証範囲の下限(70%)を下回っています。測定値は表示されますが、この酸素飽和度の精度は保証できません。
Q Q4. 脈拍数の測定値が点滅しています。(PULSOX-1限定の表示)
A 脈波が弱く、測定に必要な脈波信号が得られておらず測定値は表示されますが、この脈拍数の精度は保証できないことを示すメッセージです。
(1)フィンガーホルダに指先を正しく装着してください。
(2)測定部位の血流循環不足が考えられます。十分に大きな脈波信号が得られる部位を探して装着し直すか、測定部位を暖めてください。
Q Q5. 何もしていないのに測定値が消えました
A (1)オートオフ機能が働いかも知れません。
再度電源をオンにしてみてください。
(2)電池残量がなくなったかも知れません。
新しい電池に交換してみてください。

機種により以下のオートオフ機能が装備されています。
PULSOX-1:指先を抜いてから約1分後に表示がオフされます。連続装着時は約30分で電源が自動的に切れます。
PULSOX-2:指先を抜いてから約10秒後に電源が自動的に切れます。
PULSOX-300:プローブの未接続(”C”点滅)やプローブに指が入っていない状態(”L”点滅)が2分以上継続すると自動的に電源が切れます。
PULSOX-300i:専用ソフトDS-5によって、オートオフ時間が30分~40時間の間で設定できます。
Q Q6. 測定できる回数が少ないですが。
A 電池寿命は新品の単4アルカリ乾電池で設定されています。マンガン電池や充電式の電池では電池寿命が短くなることもあります。
PULOX-1/PULSOX-2では暗いところでは液晶バックライトが自動点灯します。
PULSOX-1では1分間の表示ホールドされている間もバックライトは点灯していますので、オートオフを待たずに強制オフボタンで表示終了をすることで電源のセーブができます。
Q Q7. サングラスをつけている時に表示部が暗かったり、虹模様が見えることがあるのですが?
A サングラスの中でも偏光サングラスではLCD(液晶表示)で、暗く見えることがあります。
偏光サングラスでは水面や雪面の強い反射光をカットし見やすくするために偏光板が入っていますが、LCDからの光(偏光光)をカットしやすい向きで見た場合は暗くなります。
また、強度の高いプラスチックの表示窓には、裸眼ではみえませんが、光の屈折が少し不均質になる場合があり、偏光サングラスを通すと虹となって見える事があります。機器が故障しているわけではありませんので、サングラスをずらして表示をご覧下さい。

メンテナンスについて

Q Q1. 定期的なメンテナンスは必要ですか?
A 耐用期間内であれば特に定期的なメンテナンスは必要ありません。
使用前、使用後に外観上で異常がないか、機能面に異常がないかなどの点検をしていただき、異常を感じられた時に、機器をご購入された販売店か修理問い合わせ窓口にご相談下さい。
また、耐用期間を超えた場合には、適切な保守点検の上でも、当初の性能を維持し続けるには限界があります。安全のためにも、耐用期間を過ぎた医療機器は、計画的にできるだけ早めに更新されることをお勧めします。
参考:始業・終業点検表PDF(88KB)
Q Q2. どのような保守点検をすればいいですか?
A その日の始業時(使用前)に機器が機械的な損傷を受けていないか、プローブのケーブルに断線などの損傷を受けていないかを含め、機器が正常にかつ安全に動作しているかを確認して下さい。
具体的な内容は「始業・終業点検表PDF(88KB)」をご覧下さい。
Q Q3. どのように清掃すればいいですか?
A 機器を清掃するときは、中性洗剤か水を含ませた柔らかい布で拭いた後、乾いた布でしっかりと拭き取ってください。その他の方法や溶剤などは用いないでください。
指挿入部内を清掃するときは、消毒用アルコールを含ませた布で拭いてください。
PULSOX-300/PULSOX-300i/プローブ
清掃の際には接続コネクタ等の端子部には触れないでください。端子ピンの中折れなどにより故障・破損の原因になります。
Q Q4. 保管をする際の注意事項のようなものはありますか?
A
  • 機器の取扱説明書に記載のある温湿度の範囲内で保管下さい。
  • 水の掛かる場所に保管しないでください。
  • 気圧、温度、湿度、風通し、日光、ほこり、塩分、イオウ分などを含んだ空気や強度の磁気などにより、本器に悪影響を生じるおそれがある場所に保管しないでください。
  • 傾斜、振動、衝撃(運搬時を含む)などがある、不安定な場所に保管しないでください。
  • 化学薬品の保管場所の近くや、ガスが発生する場所に保管しないでください。
機器や付属品は、次回使用するときに支障のないよう、清掃した後、整理しまとめて保管してください。
2週間以上、機器を使用しない場合は、電池を取り出してください。電池の液漏れで、故障の原因になります。
Q Q5. 保証期間と耐用期間は違うのですか?
A 保証期間とは無償修理保証期間のことで、故障が起きた場合メーカー責任である可能性があり、ユーザーに過失が無い場合に無償修理に応じる期間のことです。
一方、耐用期間とは薬事法上の用語で、機器の標準的な使用状況と標準的な保守状況の中で、消耗品等を交換したり、修理・オーバーホールを繰り返したりしても、その機器の信頼性・安全性が目標値を維持できなくなる予想される耐用寿命のことです。
耐用期間の設定方法には統一された基準はなく、各社の自己基準で設定されます。コニカミノルタでは、耐用期間内での使用回数を想定し、その回数での使用試験を行い、機能・性能を満足することを確認しております。
製品寿命を表わす言葉にはこれ以外にも耐用寿命、耐用年数があります。それぞれの違いは「耐用期間とは」をご覧下さい。
Q Q6. 保証期間内であればどんなときでも無償修理になりますか?
A 1. 取扱説明書、本体銘板等の注意書きにしたがった正常な使用状況で、お買い上げ後、保証期間内に故障した場合には無償修理となります。
2. 無償保証期間内でも次の場合には有償修理となりますんのでご注意ください。
(1)使用上の誤りおよび不当な修理や改造による故障および損傷
(2)お買い上げ後の落下、過度の荷重、水没、水かかりなどによる故障および損傷
(3)地震、水害、落雷、その他の天災地変、または火災・爆発等本器の設置場所における事故による故障および損傷。
(4)正規の部品・消耗品以外を使用した場合等、故障が本器以外に起因する場合
(5)本書記載の注意事項に反する取り扱い、本書で推奨されていない使用方法による故障および損傷。
(6)点検・修理等の依頼内容(不良現象、保証期間等)が明確でない場合

使い方

Q Q1. 指を上下さかさまでも使えますか?
A 原理的には上下さかさまでも測定は可能ですが、センサー部の形状や圧力は指定した方向でもっとも安定した測定ができるように設計されています。
上下をさかさまにすると測定の安定性が落ち、誤差を生じやすくなります。(体動や周辺光の影響などをより受けやすくなります。)
安定した測定をするためにも指定された方向に装着してご使用ください。
Q Q2. どの指で測るのがいいのでしょうか?
A PULSOX-2は形状的に右手・人差し指での使用が基本となりますが、PULSOX-1/PULSOX-300/PULSOX-300iではこの指でなければという指定はありません。
しかし、指によって血流状態が異なられる方もあり、指によって少し値の異なる方もあります。そのような場合にはレベルメータがよく振れている指(血流状態のいい指)を選んで測定してください。
また、親指は他の指に比べて太く、透過光量が他の指よりも少なくなりますので、基本的には他の指で測定するようにしてください。
長時間装着する場合には、利き腕とは逆の腕の中指などで測定をすると、その間の活動の邪魔になりにくいという利点はあります。
Q Q3. 低温やけどを避けるための装着時間はどの程度ですか?
A 各プローブの推奨装着時間(目安)は以下の通りです。
スポットチェックプローブ SP-5C 約2時間
それ以外のプローブ 約8時間
PULSOX-1 約30分(自動的に30分の装着で電源オフになります)
低温やけどは、装着時間以上だけではなく測定部位の血流状態や装着部位の皮膚の状態に影響されます。
痛みやかゆみなどの異常を感じた場合は、直ちに使用を注意して担当の医師にご相談下さい。
また、幼児や抹消循環障害のある方や、高熱状態の患者、あるいは皮膚の弱い方の使用に際しても、担当の医師にご相談ください。
装着部位に過度に圧迫が加わりますと抹消循環が悪くなり低温やけど、かぶれ、発赤がより生じやすくなります。
医療用テープなどで固定する際には、強く締め過ぎないように注意してください。
Q Q4. 不整脈のときにも使えますか?
A 不整脈でも酸素飽和度は測定できます。
しかし脈拍数に関しては8拍平均をしており不整脈の種類によっては脈拍数が乱れることもあります。
また、レベルメータの上下動も乱れることがあります。
Q Q5. 登山で使用できますか?
A 製品仕様の保証範囲は1060hPa(3000m)ですが、PULSOX-1では5640mでの使用実績はございます。
事例:プラネタリウム用の番組撮影時の高山病予防
ご使用時には山岳医学会などの専門家の指導を仰いで下さい。
トレッカーのみなさんへ:急性高山病について(PDF)
Q Q6. 運動中に使用できますか?
A 使用はできますが体動によるノイズなどにご注意ください。
パルスオキシメーターを装着している指や腕を大きく振りますと、体動ノイズにより異常値が発生しやすくなります。
また、心臓より極端に低い位置や高い位置に装着部がありますと、うっ血などで、異常値が発生しやすくなります。
できるだけ胸の少し前の位置に装着部を保持し体動の影響がない状態で測定ください。
また自転車などでは、装着指でハンドルを強くグリップしますと、運動時のリズムが脈波信号を重なり、異常の脈拍数が生じやすくなります。
Q Q7. 飛行機内でも使用できますか?
A 弊社パルスオキシメータ PULSOXシリーズは医療機器に適用されるEMC規格(電磁的両立性:電子機器が共存しても正しく動作することを保証するための要求)“IEC60601-1-2”に適合しており、飛行機が安全に飛ぶための条件をクリアしております。
航空会社の機内常時備品としてPULSOX-2が採用されているという例もございます。
しかし離発着時は使用を禁止する等の制限がある場合がございますので、詳細な使用制限については各航空会社にお尋ねください。
Q Q8. コニカミノルタ製でないプローブは使えますか?
A PULSOXシリーズの機能・性能はPULSOX本体とプローブとを組み合わせた状態で保証しています。
違う組み合わせでご使用になられた場合、機能しない、性能が出ない、安全性が保証できない等の リスクが生じる恐れがあります。
PULSOXシリーズを安心してお使いいただくために、本体の取扱説明書に記載されているコニカミノルタ製パルスオキシメータプローブと組み合わせてご使用ください。
Q Q9. 慢性呼吸不全患者の自己管理で使用する際のポイントなどはありますか?
A

確立した使用ガイドラインのようなものはありませんが、第20回日本呼吸ケアリハビリテーション学会でのポスター発表
慢性呼吸不全患者に対するパルスオキシメーターの日常使用に関する検討」において以下が使用時のポイントとして提言されています。

1.Base lineとしては朝一番の測定値を毎日きちんと記録してもらう。
・ 昼、夜の測定値は、その日の活動の程度や直前の活動に依存するため、その日のBase lineとしては不向き。

2.安静時だけではなく、同じ労作の直後も測定する。
・ 安静時よりも労作直後の方が病態の変化に敏感である。
・ 安静時に変化が無くとも、労作時のSpO2値が低下を示している場合がある。
・ 労作後のSpO2の回復時間にも注目する必要がある。

3.労作は同じ日常動作であること。
・トイレ歩行、階段歩行等患者の自宅の状況に応じて選択する。

4.1週間程度の測定値は参考程度とする。
・労作が安定していない。
・ 患者自身の測定も安定していない。

5.SpO2値だけに過度に依存しない。
・患者自身の自己把握を補助し、医療者との症状伝達をスムーズにすることで、全体を通しての在宅管理を向上させるものであると認識する。

原理・技術

Q Q1. パルスオキシメータの原理は?
A プローブから赤色と赤外光が発光し、酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンの透過光の違いを利用して動脈血酸素飽和度(SpO2)を算出します。
詳しくは深堀り知恵袋のパルスオキシメーターの原理 をご覧下さい。
Q Q2. 精度のことを示すArmsとは何のことですか?
A Armsとは精度をrms(root mean square:二乗平均平方根)という統計方法で計算しているという意味です。
これは実験などで2種類のデータ群の偏差を評価する際に使う方法の一つで、基準となる値と実験値との差を二乗したものの平均を求め、その平均値の平方根を求めます。
パルスオキシメータの精度の基準値は、実際に採血して得られた酸素飽和度となります。世界的に信頼される機関での採血式による酸素飽和度測定(=ゴールドスタンダード)であることが基準値として重要です。
また、ゴールドスタンダードで精度が確認されたパルスオキシメータを基準として、Armsを測定することも可能ですが、それは一つ低いレベルの基準となります。
Armsの数値だけではどちらが精度が高いかは比較できません。基準を何に置いているかも確認する必要があります。
また、Armsを計算した範囲も重要です。パルスオキシメータでは70%-100%までで規定されていますが、70%-80%,80%-90%,90%-100%などの各範囲でのArmsもあります。
異なる範囲のArmsを比較しても意味がありません。
またArmsを求めたデータ数や条件が異なっていれば単純に数値だけでは比較できません。
基準の信頼性、データの範囲、データ数や条件を確認した上で数値を比較することが必要です。
PULSOX-1の精度Armsについては「パルスオキシメーターの精度とは」をご覧下さい。
Q Q3. 血液中の酸素量を示す用語はSpO2以外にもあるようなのですが?
A 血液中で酸素はヘモグロビンに結びついているものと、血液中に溶けているものがあります。
酸素飽和度はヘモグロビンに結びついている酸素を測っています。パルスオキシメータで測った酸素飽和度をSpO2、血液を採取して酸素飽和度を測ったものをSaO2と標記します。
一方、動脈血に溶けている酸素の量は酸素分圧(PaO2)で表わされます。
病院で血を抜いての精密検査(血液ガス分析と言います)をした場合、酸素の量はPaO2で表現されていることも多く、SpO2値と混同しないよう注意が必要です。
PaO2とSpO2には一定の関係があります。
詳しくは「Q4. PaO2(酸素分圧)とSpO2との換算表はありますか?」をご覧ください。
Q Q4. PaO2(酸素分圧)とSpO2との換算表はありますか?
A 情報BOXに「酸素飽和度ー酸素分圧換算表」のPDFファイルがございますのでダウンロードください。
また代表的な数値を紹介します。
SpO2(%) 75 85 88 90 93 95 98
PaO2(Torr) 40 50 55 60 70 80 104
(体温37℃、Pco2 40 Torr, pH7.40およびHb15 g/dL)

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