コニカミノルタ

計測機器

色色雑学

PartII 色の正体色色雑学
では、光が私たちの目に入り、色を感じるプロセスと色彩計との違いを見てみましょう。
前ページで見たように、人間の目に見えるのは、可視光線領域ですが、光は色そのものではありません。「目の網膜を刺激して、視感覚を起こすことのできる放射」と定義づけられている通り、目に入ってきた光に対して、目の網膜が刺激を受け、脳が反応することによって初めて「色」という概念が生まれるのです。図16は、人間と色彩計との色の感じ方の原理を概念的に比較したものですが、今まで(Part I )で見てきた色彩計は、一般に刺激値直読方法と呼ばれており、人間の目と同じ原理で構成されています。
一方、このPart IIで説明する色彩計は、一般に分光測色方法と呼ばれており、数値表示の他に、色の分光成分をグラフ表示できるなど数々の特徴を備えています。

図16 人間と色彩計の色の感じ方(概念図)
人間の場合物体(りんご)目(網膜が、物体からの光を受け、脳に伝達する)脳(色を知覚する)赤
色彩計(刺激値直読方法)の場合物体(りんご)センサ(人間の目と同じ感度に構成された3つのセンサが物体からの光を受ける)マイコン(3つのセンサからの情報をまとめ数値化する)色の数値表示


分光測色計(分光測色方法)の場合物体(りんご)分光センサ(複数<40個※3>のセンサで物体からの光<可視光領域の波長成分>を分光する)マイコン(分光された波長成分<反射率>を測定し、数値化と分光グラフ表示をする)色の数値表示
※3:コニカミノルタ製「分光測色計CM-2600d」の場合
&

分光反射率グラフ表示
分光測色計は、色の数値化はもちろん、色の波長成分(反射率)をグラフ化して表示します。前ページの説明からも、色はスペクトル(波長成分)がさまざまな割合で混ざり合ってできているということがわかりました。今まで(Part I )見てきた色彩計(刺激値直読方法)の数値化の方法では、各表色系を使い、その中で、求める色がどの位置にあるかを知ることができるだけでしたが、分光測色計(分光測色方法)では、物体から反射された光を、内蔵された複数のセンサを使って、波長ごとに細かく分光して、各波長ごとの反射率(光の量)を測定し、グラフ化することで色(色の正体)を知ることができるのです。
分光反射率グラフ
前のページへ 3/9 次のページへ
PartI 色の見え方と表現方法トップへ PartII 色の正体トップへ PartIII 色の測り方トップへ PartIV 色の用語トップへ PartV 新しい色差式についてトップへ 色色雑学トップへ

ページトップへ戻る