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ヘルスケア
技術紹介
スキンライン検出技術

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スキンライン検出技術

CRシステム等で撮影したデジタル画像に対し、マンモグラフィの読影を補助する下記の機能があります。

上の2つの機能を構成するコア技術として「スキンライン検出技術」があります。
乳房画像に対して、ヒール効果を考慮した2値化画像を作成するための2値化用の閾値を決定し、
スキンラインを検出します。

スキンライン連結データと2値化画像

検出したスキンライン情報で発生する細かい凹凸を平滑化し、滑らかなスキンライン形状を得ることで、
乳房外領域黒化機能で黒化領域境界の品位が向上します。

左右乳房自動位置合わせ機能

マンモグラフィでは、読影時に胸壁合わせを行った左右乳房画像に対して乳房領域内の対象性を確認するため、
視線を左右に動かします。
このとき、撮影時の状況によって画像中の上下方向の乳房位置が異なる場合があり、位置が異ならない場合に
比べ、読影時に視線の移動距離が長くなるため、読影者の負荷が大きくなります。
そこで、移動距離を短くするために、片方の乳房の高さ方向位置を他方に揃える、左右乳房自動位置合わせ機能
を用います。
左右乳房画像のスキンラインを検出し、スキンライン形状がもっとも左右対称になるように画像を上下方向に移動します。

この方法では、乳頭、胸筋等の部分的な構造物に対して位置を合わせる方法に比べ、安定して左右の乳房画像
を最適に近い配置とすることが可能です。

手術後画像に対する左右乳房の位置合わせ結果

乳房外領域黒化機能

マンモグラフィは、手術後等、スキンラインの辺縁も診断対象となるため、階調の反転表示を行う際、スキンライン辺縁まで 直接X線領域を黒く塗りつぶすことにより、診断がしやすくなる場合があります。
そこで、乳房画像中のスキンラインを検出し、乳房外領域では、階調反転の有無によらず領域を黒く塗りつぶします。

黒化機能なしの場合、ありの場合の通常表示と反転表示

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