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CTP・印刷関連用語集

CTP・印刷関連用語集

長い歴史をもつ印刷業界には、聞いただけではピンとこない、難しい用語が無数にあります。すでにご存知の印刷業者様はもちろん、これから印刷業界に携わる方のために、代表的な技術用語のいくつかをピックアップして、まとめてみました。ふと言葉の意味を忘れたときに、またパンフレットに不明な用語があったときなどに、ご利用ください。

【CTP】

「Computer to Plate」の略称。DTPで処理されたデジタルデータの正確さを最終印刷物まで保持するため、アナログなフィルム出力工程を省き、直接、刷版(Plate)を出力する方法または機器のことです。最近では、DDCPなどを含め、データ入稿から色校正、印刷までをすべてデジタルで行うことを、"CTPワークフロー"と呼ぶこともあります。

【DDCP / プルーファー】

「Direct Digital Color Proofing」の略称。校正紙(Proof)を校正専用機で刷らず、デジタルデータから直接出力する方法または機器(その場合はProofer)のことです。色校正の品質・速度を向上させる、CTPワークフローに欠かせない存在と言えます。

【FMスクリーン/FMスクリーニング】

FMスクリーンの"FM"は「Frequency Modulation」(周波数変調)の略。これは印刷において、"同一サイズの網点(スポット)の距離の変化によって色の濃淡を変化させる"という、画像を表現する方法の一つです。AM(Amplitude Modulation)スクリーンに比べて色が滑らかで、モアレなどの問題を防ぐことができます。

【JDF】

「Job Definition Format」の略称。印刷物の生産や工程の管理業務における各種情報を統合し、生産性を高めることを目的とした、業界標準のフォーマットです。JDFは作業内容、作業指示、機器の制御などを含み、さらにMISと連携することで、見積もりから納品までをトータルに見渡せる基幹システムを構築できます。

【MIS】

「Management Information System」の略称。いわゆる「経営情報システム」のことです。昨今の印刷業界においては、情報の統合、データの一元管理、オープン化、自動化が急務となっているため、MISをCTPワークフローと共に導入して、トータルで利益の向上を目指すことが重要となります。

【RIP / ソフトRIP】

「Raster Image Processor」の略。プリプレス工程において、文字や画像データをラスター・イメージに変換するプロセッサのことです。DTPで作成・保存したPS/EPS/PDFなどのデータを読み込んで画像に展開(ラスターイメージ化)するのが、主な役割となります。中でも、WindowsやMacintoshなどのOS上で動作させるものを、「ソフトRIP」と呼びます。

【網点】

RIP出力の段階で形成される、印刷物を構成する細かい点やその集合のこと。色の濃淡を表現する方法の一つで、点の大きさを変えるもの、点の大きさを固定して密度だけを変えるもの、またその両方を同時に行うものなど、多くのバリエーションがあります。基本的には、点が小さく密度が低いほど色は薄く、点が大きく密度が濃いほど色は濃くなります。

【オーバープリント】

簡単に言うと、"色の上に色をのせる"こと。写真の上に文字のせる、写真の上に写真をのせるなど、さまざまなシチュエーションがあり、状況に合わせて手段を変える必要があります。一般的には、色の上にそのまま色をのせることを「ノセ」、重なり合う下の部分の色を消すことを「ヌキ」と言います。

【オンデマンド印刷】

"必要な時に必要な分量だけ"というコンセプトの、即時性を重視した印刷手段または機器のこと。DTPで処理したデジタルデータをダイレクトに出力するため、時間と費用が大幅に節約でき、コストパフォーマンスを重視した印刷物制作が可能になります。

【カラーマネジメントシステム】

出力装置によって異なる色調を、専用の機器やソフトウェアを用いて統一するシステム。色情報を一元管理することで、例えばDTP上のディスプレイで見える色、プルーフ(校正紙)の色、最終印刷物の色など、出力装置(デバイス)の違いによって生まれる"色の差"をなくすことができます。

【ドットゲイン】

オフセット印刷において、網点が刷版よりも"太ってしまう"現象を数値化したもの。印刷機の印圧による「機械的ドットゲイン」と、インキの乱反射による「光学的ドットゲイン」があり、最終印刷物の品質を上げるには、これらの数値を下げる必要があります。

【トラッピング】

インキを重ね刷りする場合の手法、またはインキの"のり"の状態(転移性)のこと。本機による「ウェットトラッピング」では、先刷りインキ皮膜よりも後刷りインキ皮膜の厚い方が転移性が良い、などの特性があり、「不良トラッピング」や「逆トラッピング」といった"うまくいかない場合"の用語もあります。

【ベタ濃度】

紙面上のインキ膜の厚みのことで、色の再現度をコントロールするための数値です。

【モアレ】

規則正しい模様を重ね合わせたときに、画素が相互に干渉してできる縞状のパターンのこと。網点階調で作られているフィルムを重ね合わせたりした場合に、網点のピッチの違いや、フィルムのわずかな傾斜などによって発生する、印刷物やデジタル画像特有の問題のことです。

【プリプレス】

印刷"前"の工程の総称。入稿から組版編集、刷版制作までを指します。CTPワークフローにおいては、DTPを含めたプリプレス工程を完全にデジタル化して、品質を一定に保つことが重要になります。なお、印刷後の後加工は「ポストプレス」と呼びます。

【プルーフ/校正刷り/校正紙】

色校正に使用する校正刷り、ゲラの総称。従来はフィルム出力後、本紙ではなく化学合成紙で作る「ケミカル・プルーフ」が一般的でしたが、高性能なデジタルプリンターやDDCPの登場により、デジタルデータの直接出力によって作る「デジタル・プルーフ」が主流になりつつあります。

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