公益社団法人 大日本農会様

大日本農会様の以前のホームページは、契約プロバイダーのサービスを利用して職員が制作したものでした。「2011年に130周年を迎えて、公益社団法人の認定をひかえて、当会のホームページを作り直すことにしました」とおっしゃるのは小町総務部長。「これまでのホームページのままでは団体としての信用度が問われてしまいますからね」

そしてもう一つ、ホームページの再構築を急ぐ大きな理由がありました。「実は、月刊の会誌、『農業』の電子化を進め、それを会員だけでなく一般の方にも公開しようということになったのです」とは富田専門調査員。『農業』は、大日本農会様の創立以来、月刊で発行してきた会誌で、通巻1554号を数えます（2011年12月末現在）。「本文だけをマイクロフィルム化して残している機関もありますが、原本をまるごと保管しているのは、当会だけです」と小町様。現在、その歴史的資料を電子化し、データとして保存するプロジェクトが進行中ですが、公開するにあたっては、ホームページをその窓口にすることが決まったのです。

実はこの『農業』の電子化を請け負っていたのが、コニカミノルタ（IT-Guardiansイメージファイリングサービス）でした。その延長線上に、ホスティングサービスと、ホームページ制作サービスがありました。「1500号を超える会誌をデータ化し、公開するとなると膨大な容量が必要になります。ホスティングサービスとホームページ制作サービスをセットで導入すれば、後々サーバー容量を増設するのが簡単ですから、まとめてコニカミノルタさんにお願いすることにしました」と語る富田様。そして、このときドメインもメールアドレスも取得されました。
「これまで団体名のついたURLやアドレスがなかったわけですから。公益社団法人として、IT面の整備がようやく整ったかなというところですね」と感慨深げな小町様。
ホームページは、既存の広報用パンフレットの内容を活かして構成。最初はシンプルなものでしたが、お知らせ欄で最新ニュースを掲示できるようにしたり、徐々にコンテンツを充実させていきました。現在では『農業』の公開も進み、最近の6 年分の目次がホームページにアップされています。