コニカミノルタについて
AgX結晶化技術とは、ハロゲン化銀の結晶化を目的としており、もともとは銀塩写真の分野で研究が進んでいたミクロ~ナノサイズを扱う材料技術です。現在では、主に医療分野のレントゲン画像を出力するドライイメージング感材として、さらなる高画質化技術が求められています。近年、レントゲン画像の出力には、高いコントラストを実現する高濃度化が重要課題として求められてきました。コニカミノルタはAgX結晶化技術を駆使することで、世界初の最高濃度 4.0を実現し、非常に微細な異常部の検出を可能にする画質向上に成功しています。

それまでのハロゲン化銀微粒子(左)に対して粒径の小さいコニカミノルタのハロゲン化銀微粒子(右)
レントゲン画像出力を高濃度化するためには、ハロゲン化銀粒子の個数を増加させる必要があります。しかし、単にハロゲン化銀粒子の塗布量を増加させると、画像保存性が劣化してしまいます。そこで塗布量を変えずに粒子の数を増やすために、ハロゲン化銀粒子の粒径を小さくする技術の向上が必要とされています。
コニカミノルタは、世界トップクラスの銀塩フィルムメーカーとして、30年以上も前からナノサイズの微粒子形成技術をコア技術としてきました。その最新成果のひとつとして挙げられるのが、これまで平均粒径100~50nmだった医用ドライイメージング感材のハロゲン化銀微粒子を、平均粒径50nm未満にまで小さくする超微粒子ハロゲン化銀技術です。ナノ粒径のハロゲン化銀粒子形成の過程で発生しやすい“オストワルド熟成”と呼ばれる現象を制御するため、低温粒子成長技術によって超微粒子ハロゲン化銀の均一化にも成功し、最高濃度4.0を実現、高いコントラストの画質を可能にしました。