ニュースリリース

イメージング色彩輝度計「Lumicol 1900」を発売
コニカミノルタの色測定技術とInstrument Systems社の2次元測定技術を融合

2016年3月28日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)は、ディスプレイの輝度・色度を高速・高精度に数値化するイメージング色彩輝度計「Lumicol 1900」を2016年5月に発売します。

今回発売する「Lumicol 1900」は、スポットタイプのディスプレイカラーアナライザ「CA-310」に搭載されているコニカミノルタの色測定技術と、子会社であるInstrument Systems社(本社:ドイツ ミュンヘン、以下IS社)の2次元カメラ校正技術とを融合し、光計測機器の新ブランド「Lumicol」シリーズとして発売するものです。

イメージング色彩輝度計「Lumicol 1900」ラインナップ

製品 特長
「Lumicol 1900-U」 各種ディスプレイの各種色調整・検査(ホワイトバランス、ガンマ、コントラスト)が可能
「Lumicol 1900-F」 アクティブ駆動方式の液晶パネル・液晶TVなどの各種色調整・検査に加え、スポットでのフリッカー測定が可能
※ フリッカー:ディスプレイに生じる細かいちらつき


イメージング色彩輝度計 Lumicol 1900

発売に先駆けて、上記製品を、電子ディスプレイ(液晶・タッチパネルなど)に関するあらゆる技術が一堂に会する展示会「ファインテックジャパン」(東京ビックサイトにて2016年4月6日より開催)に出展します。

2010年に発売以来、TVに用いられる大型ディスプレイの輝度・色度ムラおよびホワイトバランスを高速・高精度に検査するための計測機器として、トップポジションを獲得してきた「CA-310」の技術と、イメージング色彩輝度計「LumiCam」シリーズなどの研究機関向けのハイエンド製品開発を得意としてきたIS社の技術を融合した「Lumicol 1900」は、2次元で高速(最短0.5秒/回)・高精度にディスプレイの輝度・色度を測定することが可能になり、ディスプレイのインライン検査を自動化することに貢献します。

2012年のIS社買収以降、光源色測定領域にIS社の製品とソリューションが加わったことにより、コニカミノルタの計測機器事業の基盤強化が実現するとともに、将来の成長に向けて、インラインでの検査システム構築に必要な技術力が醸成されています。

今回の「Lumicol」シリーズも含め、IS社が強みとする高精度の技術でお客さまの厳しい要求に確実に対応する商品設計力と、コニカミノルタが得意とする色測定の独自技術とのシナジーを強化し、今後急成長が見込まれる製造検査領域への参入を推進していきます。

お客様のお問い合わせ先

コニカミノルタ株式会社 センシング事業本部 販売部 販売企画グループ  TEL. 03-6324-1011 

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