ニュースリリース

コニカミノルタ、来春発売予定の29.5インチ枚葉UVインクジェット印刷機
「KM-1」をIGAS 2015に出展

2015年9月3日

コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下コニカミノルタ)、情報機器事業の国内販売会社であるコニカミノルタビジネスソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、社長:和田 幹二、以下コニカミノルタBJ)は、国内で行われる最大の国際総合印刷機材展IGAS 2015(会場 東京ビッグサイト、会期 2015年9月11日~16日)に来春発売予定の29.5インチ枚葉UVインクジェット印刷機「KM-1」を実機出展します。

開発の背景と目的

近年、印刷出力物に対する多品種・小ロット・短納期ニーズの拡大と、One to Oneマーケティング*1やバリアブル印刷*2の出力要望が増加し、それに応えるべく商業印刷のデジタル化が進んでいます。
コニカミノルタは電子写真とインクジェットという無版印刷における2つのキーテクノロジーを有しております。1999年より電子写真技術によるプロダクションプリント分野向けのデジタル印刷システムを展開し、さらに世界最大の国際総合印刷機材展である『drupa 2012』に、B2サイズをカバーするインクジェット印刷機「KM-1」を技術展示、特に高い画像品質と用紙対応性について大きな反響を呼びました。そしてこのたび、来春に発売予定となった「KM-1」をIGAS 2015に実機出展し、広く来場の皆様にご紹介いたします。

KM-1の主な特長

「KM-1」は、コニカミノルタと小森コーポレーションとの共同開発*3のUVインクジェット印刷機です。

オフセット枚葉印刷機に迫る高画質

濃度が高く、シャープな画像で文字再現性に優れ、幅広い種類の印刷物を1台でカバー可能。

高い色再現安定性

長時間のランニングでも、濃度・色調のバラツキがほとんどなく、常に一定の品質で印刷が可能。

印刷用紙の幅広い対応性

薄紙からパッケージ用の紙まで幅広い紙厚に対応。また、ラフ紙や和紙のような通常印刷しにくい紙にもプレコート無しで印刷が可能。

B2+サイズ(23×29.5inch)に対応

B2サイズより少し大きいサイズに印刷ができ、観音開きカタログやレターヘッドのある紙の6面付けなど効率的に多様な面付けが可能。

主な仕様

最大紙サイズ585×750mm(23×29.5inch)
解像度1200×1200dpi
印刷速度3,000sph(片面)、1,500sph(両面)
対応紙印刷本紙(コート紙、非コート紙、特殊紙):プレコート不要
対応紙厚0.06~0.6mm(片面)、0.06~0.45mm(両面)
ヘッド(コニカミノルタ製)ピエゾ方式シェアモード
インク(コニカミノルタ製)専用UVインクYMCK4色

コニカミノルタは、お客さまへの約束「Giving Shape to Ideas」のもと、お客様視点に立ち、商業印刷市場において多様化する出力ニーズに対応し、より高品質の商品・サービスを提供することでお客様の企業価値向上に貢献してまいります。

*1個々の顧客の属性や嗜好などに合わせて最適化して展開するマーケティング活動

*2同じレイアウトで異なるテキストや画像などを差し替えて印刷を行うこと

*3コニカミノルタと小森コーポレーションとの関係
コニカミノルタと小森コーポレーションは、本製品開発におけるパートナーとして、コニカミノルタはインクジェットヘッド、インク、画像形成処理システム、RIPを担当し、小森コーポレーションは搬送部を担当し、両社協力して、開発を進めてまいりました。コニカミノルタはインクジェットヘッド、インク、RIPを生産し、小森コーポレーションは、本体、搬送部、及び総組をコニカミノルタより委託生産致します。なお、小森コーポレーションは「Impremia IS-29」として、「KM-1」をコニカミノルタよりOEM販売致します。

ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日現在の情報です。お客様がご覧いただいた時点で、情報が変更(生産・販売が終了している場合や、価格、仕様など)されている可能性がありますのであらかじめご了承下さい。