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世界最高レベルの発光効率※1をもつ有機EL照明パネルのサンプルキット販売開始
新ブランド「Symfos(シンフォス)」を決定

2011年10月3日

「Symfos OLED-010K」

コニカミノルタホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、社長:松﨑 正年、以下コニカミノルタ)は、リン光発光材料のみを使用し、世界最高レベルの発光効率※1を実現した有機EL照明パネルを世界で初めて商品化※2し、サンプルキットとして本日より販売いたします。
また、有機EL照明を含む次世代照明の新ブランドを「Symfos(シンフォス)」に決定いたしましたので、お知らせいたします。

※1
本年に販売される量産品の有機EL照明パネルにおいて (2011年10月3日現在 コニカミノルタ調べによる)
※2
リン光発光材料のみ使用の有機EL照明パネルとして (2011年10月3日現在 コニカミノルタ調べによる)
商品名 コニカミノルタ有機EL照明パネル サンプルキット
「Symfos OLED-010K」
キット内容 パネルユニット4個、専用ドライバボックス、AC電源ケーブル
標準価格 150,000円(税抜)


「Symfos」ブランドロゴ

有機ELの発光メカニズムには、蛍光発光とリン光発光の2つがあります。リン光発光は、有機ELに従来使われてきた蛍光発光に比べ、理論上4倍の発光効率が期待され、有機ELの高発光効率の鍵と考えられています。
コニカミノルタは、自社開発の青色リン光発光材料の採用により、発光材料の全リン光化を実現し、世界に先駆け高効率な有機ELの量産に成功いたしました。

今回のサンプルキット販売開始に合わせて、有機EL照明専用のウェブサイトを開設し、サンプルキットの仕様や実績のご紹介、ご注文受付等を同ウェブサイト上で行ってまいります。
【有機EL照明専用ウェブサイトURL: http://www.konicaminolta.jp/oled/ 】

なお、2011 年10月4日(火)~ 8日(土)に千葉県幕張メッセにて開催されるアジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展CEATEC JAPAN 2011(シーテック ジャパン2011)スマートコミュニティーイノベーション2011ゾーンに、この有機EL照明パネルを用いたデモンストレーションモデル2点を以下のとおり出展いたします。

  1. スマートコミュニティ“ZERO”内スマートコテージ・ブース(小間番号3B16)においてデモンストレーションモデル“sprout (スプラウト)”を展示
  2. 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)ブース(小間番号2B12)において小型デモンストレーションモデルを展示

有機EL照明は、薄く、軽く、面光源という従来にない特長があり、次世代照明として注目されています。また、高いエネルギー利用効率や少ない発熱に加え、蛍光灯のように水銀を使用しないことにより、環境負荷が低いとともに、紫外線を含まないため目への刺激も少なく、人に優しい技術でもあります。

コニカミノルタでは、独自のコア技術を遺憾なく発揮できる環境・エネルギー配慮型製品として、有機EL照明を最も有望な新規事業の一つと位置づけ、今後も研究開発とマーケティング活動を精力的に推進して参ります。

「Symfos OLED-010K」の主な仕様

パネルユニット

輝度 1,000 cd/m2
発光効率 45 lm/W
全光束 12 lm
定格電流 71.5 mA
駆動電圧 3.6 V
寿命(輝度50%減衰時) 8,000時間
色温度 2,800 K
サイズ(縦××厚み) 74×74×2.8mm (ソケット、コード及び突起部除く)
※パネルのみの厚みは1.9mm

専用ドライバボックス

定格電流出力 71.5mA/ch
調光機能 電流可変方式
サイズ(L×W×H) 65×105×40mm(突起部除く)

ACアダプタ

入力電源 AC100~240V 50/60Hz 日本国内プラグ
サイズ(L×W×H) 55×48×26mm(突起部除く)
*
「Symfos」はコニカミノルタホールディングス(株)の商標です。

UniversalPHOLEDTM Phosphorescent OLED Technology from Universal Display Corporation

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