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「知的財産報告書 2011」をWEBサイト上で公開

2011年7月11日

コニカミノルタグループ(以下、コニカミノルタ)では、2010年度の知的財産活動への取り組みについてまとめた「知的財産報告書 2011」(2010年4月~2011年3月)を、本日よりコニカミノルタのWEBサイト*1上で公開いたします。
*1 http://konicaminolta.jp/pr/ip

コニカミノルタでは、透明性の高い企業経営を目指し、業績報告に加えて、経営戦略およびCSR(企業の社会的責任)の取り組みなどの企業情報の開示を推進しています。知的財産情報についても、当社の技術力に対し、ステークホルダーの皆さまのご理解を一層深めていただくために、「知的財産報告書」を2004年から毎年開示し、今回で8年間継続して公開しております。

「知的財産報告書2011」は、例年通り経済産業省の指針に従い、知的財産報告書の開示10項目に沿って作成しています。主なポイントとしては、コニカミノルタが力強い成長を実現する上での両輪と位置付けている「既存事業の競争力強化と業容拡大」、「新規事業の育成」に着目して記載しています。たとえば、コニカミノルタの2010年度の日本特許公開件数*2は3240件となりましたが、事業分野別では、既存事業の競争力強化を目指し、中核事業の情報機器分野と戦略事業のオプト分野を中心に積極的に知的財産活動を行ったことにより、両分野の特許公開件数は全体の70%以上を占めるとともに、特許保有件数は着実に増加の一途をたどりました。また、有機EL照明をはじめとする「環境・エネルギー」分野を中心に、多くの新規事業が関連する共通基盤技術・先端技術分野において、引き続き堅調な出願活動を行い、日本特許公開件数*2全体に占める共通基盤技術・先端技術分野の割合は17%となりました。
*2 PCT(特許協力条約)の国際公開(日本)件数を含む

「知的財産報告書2011」では、コニカミノルタの知的財産を担当する組織も紹介しています。知的財産活動の中核組織である知的財産センターは、関東・中部・関西にある各研究開発拠点に人員を配置し、研究開発現場に密着した知的財産創出活動を推進しています。また、中国をはじめ、海外にも人員を配置し、グローバルな視点で知的財産活動を推進しています。

コニカミノルタは、「材料」「微細加工」「光学」「画像」の4つの分野で、長年培ってきた12のコア技術を保有し、これらをもとに、情報機器、光学デバイス、ヘルスケア機器、計測機器、産業用インクジェットなどの領域で多彩な事業を展開しております。その一例として、「知的財産報告書2011」では、デジタル化が進むヘルスケア分野において、最先端の画像処理技術と材料技術などを融合し、高画質と本体重量の徹底した軽量化を両立させ、作業の利便性を大幅に向上させたワイヤレスタイプのカセッテ型デジタルX線撮影装置の新製品「Aero DR(エアロディーアール)」について、技術の市場性、市場優位性の観点からの分析を紹介しています。また、一層の省エネ社会の実現が待ったなしとなり、注目を集める「環境・エネルギー」分野においても、独自の技術を極め、当社グループならではの製品を開発し、新しい事業の育成を推進しています。

さらに、コニカミノルタは、製品デザインを通じたブランドのイメージ向上にも努めており、「知的財産報告書2011」はデザイン領域での成果も紹介しています。2010年度は、モノクロ複合機「bizhub(ビズハブ)423/363/283/223」が『グッドデザイン金賞』をコニカミノルタとして初めて受賞いたしました。受賞理由の一つである独自性あるデザインについて、コニカミノルタにおいて意匠権を取得しており、知的財産がブランドイメージの向上に貢献している一例となっています。

コニカミノルタでは、将来の新規事業も含め、各事業領域において、競争優位性を確保するために、知的財産活動を一層強化してまいります。

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