ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日現在の情報です。お客様がご覧いただいた時点で、情報が変更(生産・販売が終了している場合や、価格、仕様など)されている可能性がありますのであらかじめご了承下さい。電話でのお問い合わせはこちらをご覧下さい。

コニカミノルタビズコム
佐賀県庁職員ポータルシステムの設計・開発・運用業務を受注

2010年2月24日

コニカミノルタビズコム株式会社(本社:東京都中央区、社長:黒田 栄治、以下 コニカミノルタ)は2009年6月30日に、佐賀県より、佐賀県庁職員ポータルシステム(以下 新職員ポータルシステム)の設計・開発・運用業務を受注しました。現在システム構築を進めており、本年の4月より段階的に新職員ポータルシステムの稼動を開始し、5月には完全移行を果たす予定です。

佐賀県では、現電子県庁システム(電子申請システム、県庁ポータルサイト、職員ポータルサイト、文書管理/電子決裁で構成)が2010年3月で更改時期を迎えるにあたり、電子自治体に係る国の動向、近年の技術革新といった外部環境や佐賀県庁における情報システム環境の現状を踏まえ、佐賀県の情報システム全体の共通基盤としての役割を担う新職員ポータルシステムとして再構築を計画していました。この新職員ポータルシステムは、サービスの利用者(県民・企業および職員)の視点に立ち、(1)「利用者の利便性の向上」、(2)「行政業務の効率化」、(3)「ITコストの削減」の目的を達成するシステムの構築を目指しています。

この度、コニカミノルタが受注いたしました新職員ポータルシステムは、認証基盤、決裁基盤、データ連携基盤、職員ポータル、文書管理システム、県庁ポータル、電子申請システム、運用基盤で構成され、現電子県庁システムが抱える以下の課題を解決するものです。
・各々の課毎に個別にシステム構築を進めた事による、システム機能・データ・機器等の資源の分散化と、それに伴う情報の流れの縦割り化・重複化・分断化・複雑化・過度の冗長化が進み、結果として利便性の低下を招いている。
・オープン化されていないパッケージやベンダーの独自技術で開発されたシステム導入により、追加開発・改修がベンダー依存で、高コスト構造となっている。

新職員ポータルシステムでは、徹底的に情報と資源のあり方を見直すとともに、世の中に広く普及、また高い評価を受けているパッケージ商品を積極的に採用することで、システムの安定性確保や低コスト化、そして開発やメンテナンスの効率化を図ります。
また、採用したパッケージ商品の機能・性能を最大限に引き出す工夫に加え、佐賀県職員にとって業務遂行上不可欠な機能を開発・アドオンいたします。特に文書管理/電子決裁機能は、庁内の複数システムに分散している公文書および一般文書を統合管理するとともに、決裁機能・電子申請機能との連携により文書変更履歴の管理とその可視化をはかることで、利用者の利便性・作業性を格段に向上させるものになります。

コニカミノルタはこれらの作業を進めるに当たり、佐賀県職員のニーズ・意見を効果的に反映させるためプロトタイプ開発手法を積極的に取り入れ、机上で作成された仕様書ありきではなく、サンプルプログラムや画面イメージ案を提示して利用者との直接の意見交換を通じ、真に使いやすいシステムの構築を目指します。
更に佐賀県の地場の企業に運用保守業務を中心に本プロジェクトに参加いただき、技術・ノウハウの継承をはかるなど企業育成を行うことで、佐賀県におけるIT事業の発展に貢献いたします。

以上、コニカミノルタは、本実績をふまえ、今後もお客様の業務効率化および生産性向上に役立つソリューションの提供に努めてまいります。

ページトップへ戻る