コニカミノルタについて
コニカミノルタの製品群のなかで、製品使用時のCO2排出量の9割以上を占めているのが複合機です。このため、コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)では、複合機への省エネ技術の搭載に注力しています。これまで、低温でも定着可能なトナーや、待機電力の削減に役立つIH定着ユニットなど、使用時の環境負荷低減につながる独自技術を多数開発し、搭載してきました。
2010年度には、業界トップクラスの低消費電力を実現した新興国市場向けモノクロ複合機「bizhub 184/164」シリーズや、省エネ設計のカラースキャナー搭載モノクロ複合機「bizhub 423/363/283/223」などを市場投入し、目標値達成に貢献しました。

| テーマ | 2010年度目標 | 2010年度実績 | 達成度 |
|---|---|---|---|
| 地球温暖化防止 | 製品使用に起因するCO2排出量:-62.9% | -64.0% | ○ |
製品群ごとにLCA手法を活用したCO2削減に取り組んでいます。
コニカミノルタは、ライフサイクルアセスメント(LCA)手法を活用し、効果的なCO2削減に取り組んでいます。多岐にわたる製品群ごとに開発・生産から廃棄に至る、製品ライフサイクル全体を通じたCO2排出量を集計し、どの段階での排出比率が高いかを分析したうえで、それぞれの特性に適した施策を実施しています。
「bizhub 184/164」シリーズは、業界トップクラスの低消費電力を実現したモノクロ複合機です。情報機器の需要が拡大する新興国市場の中・小規模オフィス向けとして、2010年5月に販売を開始しました。
同シリーズは、使用時の消費電力を基準値(TEC値※)の半分以下に低減することで、CO2排出量の削減に貢献しています。また、本体23.5kgの軽量化を実現し、従来機と比べて体積を約30%、部品点数を約35%削減するとともに、梱包部材の質量も従来機比約40%削減しています。さらに、独自開発の重合法トナーの採用により、優れた環境性能と高画質出力を兼ね備えています。
これらの環境配慮が評価され、2011年1月、新たに導入された「中国環境ラベル低炭素製品認証」を他の9機種とともに取得しました。

「デジタルトナーHD」は、コニカミノルタの独自開発による重合法トナーの名称です。重合法とはトナーの製造方法の一つで、従来の製造方法に比べて製造時の環境負荷を大幅に減らすことができます。また粒径が小さいため、トナーの使用量が少なくて済むうえに低温で定着できることから、使用時の消費電力を抑えることができます。

デジタル複合機でプリントを開始するには、定着ローラーを所定温度まで加熱する必要があります。待機温度が高ければすぐにその温度まで上げることができますが、それには待機時にも電力が必要です。その電力を抑えることが省エネのためには欠かせません。
コニカミノルタは、加熱効率の高いIH(Induction Heating)技術を定着ユニットに採用※し、定着ローラーの表面だけを必要な時にすばやく発熱させることで、低い待機温度からでも急速に温めることを可能とし、待機電力を大幅に抑制しています。